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記事全文を読む→サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ノーザンリバーが砂の王者に輝く」
今年最初のGI「フェブラリーステークス」が今週、東京で行われる。昨年の最優秀ダートホースのベルシャザールを筆頭に、砂の猛者たちが勢ぞろいする中、万券王・水戸は戸崎騎手騎乗のノーザンリバーで大穴を狙う。
一昨年(テスタマッタ)、昨年(グレープブランデー)の覇者は回避したものの、昨年度の最優秀ダート馬ベルシャザールを筆頭としたダート界を代表する現有スターがこぞって出走してくる。最近にはない豪華版のフェブラリーS。見応え満点の一戦と言っていいだろう。
人気はどうなるだろう。昨年のJCダートの覇者ベルシャザール、復調なったニホンピロアワーズ(一昨年JCダート優勝)、そして昨年GI5勝をあげたホッコータルマエの3頭が最有力候補として人気を分け合うことになると思う。以下、ワンダーアキュート、ゴールスキー、ブライトライン、ベストウォーリアなどが続くことになるか。
過去10年を振り返ってみると、おもしろいことがわかる。前哨戦の根岸Sの結果が、必ずしもこの本番に結び付いていないのだ。根岸Sの勝ち馬は9頭出走して〈1125〉、同2着馬にいたっては8頭出て〈0008〉と連対馬は皆無。本番は距離が1ハロン延びるからなのだろうか。データからは前哨戦の連対は疑ってかかれということになる。
もう一つ。昨年のJCダートで勝ち負けした馬の、直行組の活躍が目立つ点だ(過去10年で4勝)。能力の高い馬は鉄砲でも問題ないことがわかる。
ただ、ニホンピロアワーズは、東京コース、マイル戦とも初経験。ホッコータルマエにしても中距離以上に良績があり、久々の府中のマイル戦がどう響くか。GI惜敗続きのワンダーアキュートも同じことが言えそうだ。そしてJCダート直行組が4勝しているといっても、ベルシャザールは、鉄砲実績がイマイチなのが気になるところ。
つまり有力どころは決して“絶対”ではないということだ。
あらためて言うが、今回の顔ぶれはいい。であるなら、状態のよしあしはむろんのこと、展開のアヤも勝負の行方を左右しかねない。スタートしてしばらくは芝の上を走らされる。有力どころがこれに戸惑うなら、伏兵の食い込みは十分あるのではないだろうか。
人気薄でもチャンスあり! そうにらんで、穴党として大いに期待を寄せたいのは、ノーザンリバーである。
短距離馬と見られており、マイルではどうかと不安視されている。しかし前哨戦のレース内容はよかった。「直線を向いてしばらく、決して手応えはよくなかった」(蛯名騎手)ものの、外に持ち出すや、鋭く馬群を割ってあわやのシーンを作ってみせたのだ。最後はゴールスキーの末脚に屈したが、半馬身差2着は展開のアヤと言っていい。
そして前走は、2カ月ぶりの実戦。まだ余裕残しだったことを思うと、上がり目は十分期待していいはずだ。事実、中間の稽古の動きは軽快かつリズミカル。持てる力を出し切れる仕上がりに達していることは間違いない。
問題は距離か。しかし、マイル戦になると末脚が鈍るという答えは返ってこない。確かにダートではマイル戦を経験していないが、芝では鋭い末脚をもってマイルの重賞アーリントンCを制している。血統からも何ら不安がないことがわかる。現在オープンで活躍中の兄ランフォルセは長距離戦が得意で、近親のロジユニヴァースは周知のとおりダービー馬。むしろマイル戦は臨むところではないだろうか。
過去10年で根岸S2着組は本番で連対を果たしていないデータはあるが、ジンクスは破られるためにある。前言をひるがえすことになるが、この馬なら、それをやってくれていい。勝負師・戸崎騎手とのコンビも魅力。晴雨にかかわらず大きく狙ってみたい。
◆アサヒ芸能2/18発売(2/27号)より
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