スポーツ

スポーツ紙が書かないプロ野球“裏相関図”<セ・リーグ編>(2)「原巨人が息巻く“落合潰し”」

20140327f

 中日の達川光男バッテリーコーチの誕生も古巣・広島に対する嫌がらせだ。

「広島は昨シーズン、初のCSに進出。クビ寸前の野村謙二郎監督が留任した経緯がある。そこで落合GMは達川に『お前の出る幕はないからウチを助けろ』と声をかけた。野村謙二郎監督は、山本浩二の仲介で知り合った法政OBの人脈が幅を利かせていて、生え抜き組の中でも主流派を占めている。東洋大出身の達川に出番はなく、見切りをつけたんです」(スポーツ紙広島担当記者)

 巨人への対抗心もハンパではない。落合GMは、井端弘和を放出。引退危機にあった井端に声をかけたのは、宿敵・原辰徳監督だった。原には、苦い思い出がある。かつて引退を決意した川相昌弘(現ヘッドコーチ)を落合中日が獲得。翌シーズンに活躍して、原巨人に赤っ恥をかかせた一件がある。このリベンジが井端獲得の裏にあったのだ。井端自身、中日への復讐がモチベーションになっているのは間違いない。

 昨年、川上哲治が亡くなり、巨人の本流の伝統が薄れる中、長嶋茂雄──松井秀喜の国民栄誉賞コンビが主導権を握りつつある。次期監督も松井に決まっている中、原監督もFA移籍組の活躍に活路を見いだそうとしている。しかし、昨シーズンの杉内俊哉のふがいなさと二塁手が固定されないことで日本一を逃しただけに、期するものは大きい。

 コーチ人事も、戦略コーチの橋上秀樹を打撃コーチに配置転換。その余波で、野村克則二軍バッテリーコーチはヤクルトに放り出した。清武英利元GMの遺産を一掃しているのも、原カラーを打ち出そうとする表れのようだ。

 巨人の場合、日本一を逃したら、大幅にコーチ人事が動く。誰かが責任を取らなければいけないという不文律があるからだ。

 今シーズンの原巨人があえてそれをしなかったのは、今のスタッフでもう一度、日本一を味わいたいという思いからではなかったのか。だからこそ、渡邉恒雄オーナーに「このスタッフでいきましょう」と進言しているのだ。

 井端を獲得する一方で、2000本安打まで129本に迫った谷佳知を古巣オリックスに、小笠原道大を自由契約にして、中日に送り出したのは、次世代の政権を考えつつ、交通整理を進める原監督の親心だったのかもしれない。

 そして何より日本一奪回を目指す原監督にとって、天敵・落合GMがチームを立て直す前に、徹底的に叩き潰そうという意思表示であることは、明白だろう。

◆スポーツライター・永谷脩

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    芸能・政治・カネの「実は?」に迫る!月額550円で“大人の裏社会科見学”

    Sponsored
    194887

    予期せぬパンデミックによって生活や通勤スタイルがガラリと変わった昨今、やれSDGsだ、アフターコロナだ、DXだと、目まぐるしく変化する社会に翻弄されながらも、今を生き抜くのが40~50代の男たち。それまでは仕事が終われば歓楽街へ繰り出し、ス…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , |

    出会いのカタチもニューノーマルに!「本気で結婚したい」男がやるべきこと

    Sponsored
    168750

    「結婚はしたいけど、もう少し先でいいかな……」「自然な出会いを待っている……」と思いながらも、「実は独りが寂しい……」と感じてはいないだろうか。当然だ。だって男は弱いし、寂しがりだから。先の“言い訳”じみた考えも、寂しさの裏返しのようなもの…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    テストコアNO3が若者から評判なワケは?理由と口コミ調査

    Sponsored
    184479

    男性の性の悩みといえば、中高年世代のイメージが強い。ところが今、若者の半数近くが夜のパフォーマンスに悩みを抱えている。ヘルスケアメディアの調査(※1)によって、10代から30代の44.7%が「下半身」に悩みを抱えているという衝撃の実態が明ら…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
今田美桜、吉岡里帆を圧倒した「ジャンボなバスト」CM映像が話題沸騰!
2
木南晴夏、インスタの水着姿で再注目された「意外に豊かなバスト」!
3
本田真凜、新CMメイキング動画で判明した“重量級バスト”の存在感
4
有村架純、「前科者」風呂シーンで見せた“マッパ美ボディ”にファン歓喜!
5
ぺこぱ、“鉄道寄り道旅を太川&蛭子から継承”で「のしかかる重圧」と「期待」