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記事全文を読む→サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「キングズオブザサンが大混戦制す」
今週はクラシック第1弾「皐月賞」が中山で行われる。2歳王者のアジアエクスプレス、負け知らずのトーセンスターダム、4連勝中のトゥザワールドのほか、有力馬が多数顔をそろえた。はたして3冠馬の権利はどの馬に!
荒れたり、堅かったり。先の桜花賞とは異なり、皐月賞は馬券的につかみどころがない。06年から09年まで4年連続で万馬券(馬単、馬連とも)になったと思えば、10年から昨年まで一転して堅く収まるという具合だ。が、今年はどうだろう。再び流れが荒れるほうに傾くような気がしてならない。1番人気は破竹の4連勝と快進撃中のトゥザワールドと見られるが、以下10番人気ぐらいまで単勝配当に大きな開きがなさそうな顔ぶれだからだ。
それだけ各馬の力量が接近しているのであれば、仕上がり状態のよしあし、展開いかんで人気上位馬が総崩れの高配当が飛び出して何の不思議もないわけだ。
というわけで今回は馬券的にかなり難解、穴党向きの皐月賞と言っていいのではないか。
勝ち馬をあぶり出すポイントは、どのへんにあるだろう。11年は震災の影響で東京で行われたので、過去11年に広げてわかることは、連対した馬は、弥生賞(3勝、2着2回)、スプリングS(6勝、2着3回)のトライアルレースが前走だった馬が圧倒的優位ということだ。他では若葉S(1勝、2着4回)、共同通信杯(1勝、2着0回)組からで、それ以外のレースが前走だった馬は厳しい競馬を強いられることになる。
やはり弥生賞、スプリングSの「王道組」に目を向けるのが筋ということになるが、だからといってトゥザワールド、ワンアンドオンリー、アジアエクスプレス、イスラボニータら人気勢を推すわけにはいかない。
皐月賞と関係が密な弥生賞、スプリングS、若葉Sを振り返ってみよう。
弥生賞は1~6着までコンマ7秒以内、スプリングSは1~9着、若葉Sも1~5着までがコンマ9秒以内でひしめく接戦だった。つまり、それぞれのレース、この着順以内に入線した馬は、あらためて顔を合わせたなら挽回できて逆転も可能と言いたいのだ。
混戦と見るわけはここにあるのだが、ならばなおさら、有力どころに目を向けるわけにはいかない。評価されながら、その前哨戦で不運にも敗れた力量馬。それも勝ち馬との差が、そうなかった馬にチャンスが転がり込むのではとにらんでいる。
そんな最たる存在で期待したいのはキングズオブザサンだ。前走の弥生賞は3番人気で5着。勝ったトゥザワールドの強さが際立っていたことに加え、今回は有力どころと見られる馬が多く、人気は一気に下がるだろう。であれば穴党としては何とも好都合だ。
弥生賞を振り返ってみる。出遅れて追従したことで前の馬群が壁になり、4角で外に持ち出したが、これもさえぎられて、やむをえず狭いインへ。それで5着と敗れたわけだが、しまいの伸び脚には見どころがあった。
「一息入っていて調子も本当ではなかった。しかし力負けではない。巻き返したい」
と、荒川調教師はじめ厩舎スタッフに力が入っており、1週前の追い切りは軽快そのもの。陣営の意欲の程が伝わってきた。
あか抜けて均斉の取れた好馬体から高い能力がうかがい知れる馬だが、血統がまたいい。女傑スティンガー(GI阪神3歳牝馬S=現・阪神JF)が母で、近親、一族に活躍馬がズラリといる良血。新たに名手・浜中騎手とコンビを組むのも魅力。良馬場なら頭から狙い撃ちといきたい。
連下は手広く流したいが、穴中の穴はタガノグランパだ。成績はもとより、気性、体型からマイラーのイメージは拭えないが、血統的には距離の不安はない。インザウイングス(BCターフなどGI3勝)など一族に活躍馬が多く、軽視は禁物と言いたい。
◆アサヒ芸能4/15発売(4/24号)より
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