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荒木大輔「高津監督の苦労が今、生きている」

●ゲスト:荒木大輔(あらき・だいすけ) 1964年、東京都生まれ。1980年、早稲田実業高校に進学、1年の夏に準優勝するなど甲子園に5季連続で出場し、「大ちゃんフィーバー」を巻き起こす。1983年、ドラフト1位でヤクルトに入団。1992年には14年ぶりのリーグ優勝に貢献した。1996年に横浜へ移籍し、同年引退。その後は西武、ヤクルトでコーチ、2018年からは日本ハムの2軍監督を務めた。現在は日本テレビ、テレビ朝日、フジテレビ、文化放送、GAORA、サンケイスポーツなどで野球解説者として活躍中。

 甲子園に5季連続で出場し、空前の「大ちゃんフィーバー」を巻き起こした野球解説者の荒木大輔氏。現役引退後はコーチや2軍監督として高校の後輩である斎藤佑樹や清宮幸太郎の指導にも当たった。多忙な中を早実の大先輩・天才テリーが緊急呼び出し! 全てを聞き出した。

テリー もうすぐ夏の甲子園ですね。やっぱり気になりますか。

荒木 なりますね。早実(荒木とテリーの母校)が負けたら、次はここっていう感じで、最後までどこかのチームが気になってます。

テリー 球場に行った時は先輩風は吹かすんですか。「俺が大ちゃんだよ」って。

荒木 吹かさないです(笑)。僕らは行ったら、そのまま記者席に入るので。

テリー なんで? 吹かせてくださいよ! 大ちゃんフィーバーはすごかったんですから。

荒木 いやぁ、ハハハハ。

テリー あとで当時の話も伺いますけど、その前にヤクルトですよ! 僕は2年続けてこんなに強いとは思いませんでした。

荒木 戦力的には優勝する力はあると、僕ら解説者はみんな思ってましたけどね。

テリー 理由は何ですか。

荒木 やっぱりピッチャー陣ですね。先発の頭数が揃ってますし、能力の高いリリーフ陣も5、6人いて、調子が悪くなったらファームで調整させるっていう循環もうまくできていて、今いちばんいい時ですよね。

テリー もう村上(宗隆)も30本以上打ってますね。

荒木 村上と山田(哲人(てつと))という軸がいるのも大きいですよね。

テリー 荒木さんは高津監督とはずっと一緒にやられてましたけど、このまま行くと名将ですね。

荒木 晩年苦労してますからね。メジャーに行って、韓国や台湾に行って、独立リーグの2軍監督もやって、いろんなリーグを見てますから。その経験がすごく生きてると思います。

テリー ヤクルトはもうこのまま行きますか。

荒木 その確率は高いと思います。ただ、僕もヤクルトのコーチ時代に夏場まで首位で、落合中日を12ゲームぐらいリードしてたのに、最後に逆転優勝された苦い経験がありますから。

テリー 敵のホームって戦いにくいんですか。特に甲子園なんて声援がすごいですよね。

荒木 僕は甲子園は大好きでしたけど。

テリー 甲子園の大スターだからね。

荒木 いやいや、そうじゃなくて(笑)。向こうの応援歌を口ずさみながらマウンドにいられるぐらい、僕にとってはやりやすい球場だったんですよ。

テリー 一方のジャイアンツなんですけど。どうなっちゃったんですか。この前もテレビをつけたら、すでに7点も負けてて、見る気を失ったんですよ。

荒木 ファンは皆さん、そうでしょうね。

テリー とにかく今はアテになるピッチャーが戸郷(とごう)(翔征(しょうせい))ぐらいしか思いつかない。

荒木 外国人投手も投げてみないとわからないし、リリーフ陣がいないですよね。だから大勢(たいせい)に直接つながないといけない。

テリー 大勢は頑張ってますけどね。

荒木 ルーキーですから2試合投げたらベンチから外すとか、今はムリに使わないようにしてますからね。それだと、なかなか主軸というわけにはいかないですよね。

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