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記事全文を読む→台湾料理店で渾身のパフォーマンス…巨人移籍を王監督に直訴した盗塁王の「切実な理由」
「王さん、巨人で取ってください」
「そうか。キミの気持ちは分かった」
こんな極秘のやりとりが交わされたのは、とある台湾料理店でのことだった。87年、馴染みにしている店に、巨人・王貞治監督が首脳陣を伴って来店すると聞きつけるや、直訴のために現れたのが、屋鋪要氏。80年代の大洋ホエールズで、高木豊、加藤博一とともに「スーパーカートリオ」として名を馳せた、快足好打の名手である。
8月28日にYouTubeチャンネル〈プロ野球OBクラブチャンネル〉で屋鋪氏が振り返るには、
「横浜が嫌いなわけでも何でもなかったけど、万年Bクラスだった。ジャイアンツは常に優勝争いをする。ジャイアンツに行ったら優勝できるなあ、と思って」
屋鋪氏が大洋入りした78年から87年を振り返ると、79年の2位が最高位で、Aクラスはわずか2回。一方の巨人はリーグ優勝3回で、Bクラスに落ちたのは一度だけだった。屋鋪氏は、2度目の盗塁王タイトルを獲り、初のオールスター出場を果たしたこの年を「売り時」と考えたのだろう。
だがこの年のオフ、巨人移籍の可能性がマスコミの話題に。
「ああいうの、出るとダメなんだ」
そう言う屋鋪氏がようやく巨人入りしたのは、第2次長嶋政権の93年オフになってからだったが、
「王さんはボクの直訴を真剣に考えてくれた」
と、今も感謝の念を抱いているという。
(所ひで/ユーチューブライター)
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