芸能

みのもんた「夏目三久はよく頑張っている」

20140522m

【夏目三久『あさチャン!』視聴率で苦戦】

TBSの「朝ズバッ!」の後番組で、夏目三久をメインキャスターに据えた「あさチャン!」の視聴率が苦戦。初回こそ5%まで伸ばしたが、それ以降は3%台に低迷。報道路線からエンタメ・日常情報路線への変化が視聴者離れを起こしたとも指摘されている。

 三久ちゃんは「おもいッきりイイ!!テレビ」で、アシスタントをやってもらったんだよね。それが、まさか自分がやっていた番組の後番組のキャスターに抜擢されるとは思わなかった。お互い、雑誌にいろいろ書かれたりもしたしね(笑)。本当によく頑張っていると思うよ。

 新番組の視聴率はまだまだわからないし、番組内容だって試行錯誤の時期でしょう。もちろん、私がとやかく言える立場ではないけど、やっぱり他の番組には勝ってほしいと思ってしまうんだよね。

 それに、今のテレビ界には女性キャスターが少なくなった。安藤優子さん以降は、なかなか出てこないよね。櫻井よしこさんはちょっと鼻にかかった声でニュースを伝えていたけど、とても凛々しくて、観ていても感心することが多かった。今はジャーナリストとして活動されているから、なかなかキャスターをしている場合じゃないのかもしれないけど。

 これから期待できるのは、「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京系)の大江麻理子さんぐらいかな。あとは思いつかないな~。女子アナっていうと田中みな実みたいなのしか思い浮かばないんだよね(笑)。

 だからこそ、報道を志す女子アナにはチャンスがあると思う。今の女子アナは芸人と一緒に出るような番組ばかりに起用されているじゃない。硬派な意見を言えるような女子アナは重宝されると思う。その中で、三久ちゃんは本格女性キャスターの有力候補だと思っていた。年齢も29歳なら、いい頃だよね。

 キャスターというのはね、足に車が付いてゴロゴロ持って行ける棚をキャスターって呼ぶでしょう。アレと同じ。どこへでも意のままに持っていけるから、そう呼ぶんだよ。自分であっちこっちに疑問をぶつけていくのが仕事。解説は専門家に任せて、「なぜ? どうして?」って言い続けるのが大事。三久ちゃんに会うチャンスがあったらそう言ってあげたいね。彼女なんかかわいいからさ、笑顔で「これはどういうこと?」って議員に斬り込んでほしいね。彼女ならできると思うんだよ!

 えっ、そういう番組じゃないの? いや、私が言うキャスターの心得は何にでも応用できるから大丈夫だよ。

 新番組は1クール(3カ月)は様子を見てみないとわからないもの。だから、「あさチャン!」もこれから盛り返せばいいだけだよ。突然、人気のゲストが出たり、あるコーナーが突然、話題を呼んだりすることもあるからね。

 まあ、何かあったら昔のよしみで、私がアシスタントとして出演するから、いつでも連絡くれよ(笑)。

 三久ちゃんの横に立つのは都合が悪かったら、ナレーションとか声だけの仕事なんてのもやりたいところだね! 「何言ってんだ! 本当のこと言えばいいじゃねえか!」って好き放題言いまくる「謎の朝ズバおじさん」なんてどう(笑)。

◆プロフィール みのもんた 1979年に文化放送を退社後、フリーアナとなる。以後、数々の番組で司会、キャスターを務める。1週間で最も生番組に出演する司会者のギネス記録保持者でもある。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
JR東日本に続いて西と四国も!「列車内映像」使用NG拡大で「バスVS鉄道旅」番組はもう作れなくなる
2
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」
3
これはアキレ返る!「水ダウ」手抜き企画は放送事故級の目に余るヒドさだった
4
舟木一夫「2年待ってくれと息子と約束した」/テリー伊藤対談(3)
5
リストラされる過去の遺物「芸能レポーター」井上公造が「じゅん散歩」に映り込んだのは本当に偶然なのか