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東北高校「ペッパーミル」パフォーマンスやめろ騒動は高野連と選手のどっちの言い分が妥当か

 開催中の選抜高校野球大会の初日第1試合初回で、東北高校(宮城)の選手が侍ジャパンのヌートバーでお馴染みとなった「ペッパーミルパフォーマンス」を見せ、塁審に注意されたことで、論争が巻き起こった。

 東北高校の攻撃後に改めて「パフォーマンスはダメ」と塁審から注意を受けた佐藤洋監督は反論し、

「なんでこんなことで、子供たちが楽しんでいる野球を大人が止めるのか。ちょっと嫌というか、変えた方がいいんじゃないのかなと。ちょっと思いましたね」

 と訴えた。これに同調する声や「そぐわない」とする監督、選手への批判も相次ぎ、賛否両論が交錯した。

 日本高野連は「選手の気持ちは理解できますが、プレーで楽しんでほしいというのが当連盟の考え方」として、ペッパーミルは「不要なパフォーマンス」と異例のコメントを発表。一方で青山学院大学の原晋監督などは、ツイッターで「いまだにこんな管理者(審判)いるんだ!?」と苦言を呈するなど、波紋が広がった。

 WBCが盛り上がっているだけに、人気に乗ったパフォーマンスぐらい許されそうなもの。佐藤監督の怒りはもっともだと思えるが、高校野球ファンの間では、こんな見方もある。スポーツライターの話。

「監督は『相手を侮辱しているわけではない』としていますが、あのシーンは東北高校の先頭打者がドン詰まりのショートゴロを打ち、山梨学院高校の遊撃手がトンネルしたエラーによる出塁。クリーンヒットや本塁打なら分かりますが、そこでのパフォーマンスは、エラーを侮辱した行為とも取られかねない。『パフォーマンスNG』の頭カチカチの高野連の姿勢には疑問を持ちますが、パフォーマンス自体もタイミングが悪く『どっちもどっちなのでは』という指摘が妥当なのでは」

 結果的に東北高校は敗れたわけだが、選手がやりたくて仕方がなかった気持ちは十分に理解できるのだ。

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