スポーツ

投手不利のルール改正で江川卓の「野球の起源は打つことにある。投手は打たせる人だった」というウンチク

「時間短縮」が叫ばれる野球界。メジャーリーグでは、投手が打者に投球するまでに使用できる時間を制限するピッチクロック制度が導入された。「9回を7回にすれば…」「ストライクゾーンを広げれば…」など、日本でも様々なアイデアが飛び交っているが、死球や自打球対策で打者がプロテクターを付けるようになったルール改正しかり、打者優先でルールが適応されているようにも思えるのだが…。

 この点について、野球解説者の江川卓氏が自身のYouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉で、野球の起源に触れている。

「野球の起源は打つことにあり、なんですよ。バッターが何点取るか、ってところから始まってるから。ピッチャーは抑えるんじゃなくて、下から投げて打たせる人だったから。最初に21点取った方が勝ちっていう…」

 野球の起源には諸説あるが、ベースボールの原型を作ったのは、ボランティアで消防団を創設したアレクサンダー・カートライト(1820~92年)といわれる。攻撃と守備で9人ずつに分けることを決め、打者が3球を空振りすればアウト、という定義のほか、一塁や三塁の外側に出たボールはファウルし、21点先取したチームが勝ち、といったものだ。

 1846年6月19日は、このルールで初めて試合が行われたことから、6月19日を「ベースボール記念日」と呼んでいる。

「ちなみに、21点先取では時間がかかりすぎるため、現在の9回制にルール改正されたのが1857年のこと。この頃になって、投手はスナップを使わずに下手投げで…といった記述が見受けられます」(スポーツライター)

 いつの時代も、野球の時間短縮は課題のようである。

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
高島礼子の声が…旅番組「列車内撮影NG問題」を解決するテレビ東京の「グレーゾーンな新手法」
4
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
5
皐月賞で最も強い競馬をした3着馬が「ダービー回避」!NHKマイルでは迷わずアタマから狙え