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「たけし金言集」単独ライブで揺れる殿の“照れ期”から“安定期”までの心情(1)

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 前回、今月27日に渋谷の小さな劇場にて開催される、「たけし単独ライブ」について、開催経緯や内容をあれこれと書かせていただきました。

 今回はさらに深く、単独ライブ開催が決まってからの、殿の“心の変化”について書かせてください。

 まず、殿にとっても、生の“客前ライブ”にて、“ガッツリと笑いを披露する状況”は大変久しぶりであり、あらかじめ単独ライブと銘打って、2時間近くも出ずっぱりなトークライブは、下手したら初めてなのでは? と思えるほど、大変レアなライブなんです。

 で、わたくし事でアレですが、このライブで軍団の兄さん・〆さばアタルと2人して、企画&構成、さらに“殿のトークの聞き手&ツッコミ&適度なヨイショ係”として出演もできるという、夢のような立ち位置で、重ね重ね「なんて素敵でミラクルなライブなんだ、異議なし!」と声を大にして叫ばずにはいられません。

 まーわたくしの心模様はさておき、殿が「ライブ開催宣言」をされてから、わたくし&アタルはまず、いつだって気まぐれな殿のお気持ちが変わる前に、ズンズン日程と劇場を決め、その情報をいち早くネットに公表したのです。いくら殿でも、ネットなんかに“たけし単独ライブ開催決定!”と出回ってしまえば、「やっぱり辞めた!」と言い出しづらくなるわけで、とにかく、殿が出演せざるをえない環境を少しずつ整えさせていただきました。

 そんなある日、番組で共演された爆笑問題さんのお2人から「あのライブって、本当にたけしさんの単独なんですか?」と質問をされた殿は、

「いや、あれは北郷がやりたいって言うから、いいよって言ったら、なんか俺も出ることになっちゃってよ‥‥」

 と、“あくまで弟子に乗せられてやることになり、オイラは困っている”といった、明らかに照れ隠しの発言をされていました。

 この他にも、ライブが決定された初期の頃は、

「よく考えたら、当日行かないってのもありだな」

 だの、

「俺は舞台で座ってるだけだから、お前ら(北郷&アタル)が適当に喋れ!」

 だの、

「こうしよう。最悪の場合は『ビートきよし単独ライブ』に変更だな!」

 だのと、とにかく照れから出ているであろう発言が目立っていました。仮にこの時期を“たけし単独ライブの照れ期”としましょう。

 で、時間が経過し、“照れ期”の後にやってきたのが“心配期”なのです。ライブ開催まで2カ月前と迫りだしたあたりから、わたくしを見つけるたびに、

「どうだ、ライブの準備は着々と進んでるか?」

 と、問いただしてくることが増え、その都度、ライブの準備の進み具合や、ネタの打ち合わせなどを済ませると、最後には決まって、

「実際、これウケるのか?」

「だけどこれ、どぎついよな。聞いてて面白いか?」

「この内容をネットに流されたらまずいだろ」

「もうよ、来た客に徹底的にネットなんかに内容を流さないよう、お願いしなきゃダメだな」

 などなど、ライブの内容がウケるのか? はたまた、その放送禁止必至な内容を観に来た客が後日、ネットなんかにこと細かに書かないだろうか?

 といった心配ばかりがとにかく募る時期が続いたのです。

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