スポーツ

オリックス・頓宮裕真を覚醒させた吉田正尚の「LINE金言」

 オリックスがリーグ3連覇に向け着実に優勝マジックを減らしている。先ごろ2年連続ノーヒットノーランを達成した山本由伸が投手陣のキーマンならば、打撃のキーマンは山本と実家が隣同士の幼なじみでもある頓宮裕真といえるだろう。

 9月10日終了時点で打率は3割7厘のリーグ2位、本塁打16(チーム1位)、打点49(チーム2位)と打線を牽引している頓宮だが、11日放送の「news おかえり」(ABCテレビ)の直撃インタビューで活躍の秘密を明かしていた。

 頓宮は2018年にドラフト2位で入団。プロ4年間の通算打率は2割2分8厘で、昨年まではレギュラーの座を掴むことができなかった。しかし今年になって大ブレイク。6月に初めて首位打者になったときの心境は、「首位打者はその日が最初で最後だと思ってたんで、写メを撮っておきました」。

 さらに今年成長した理由を聞かれると、

「センター方向に打つことだけを意識して、そこは軸をぶらさずキャンプからやろうと決めていた」

 と徹底したセンター方向への意識を挙げたが、その重要性を気づかせてくれたのは、昨年までオリックスでともにプレーしたレッドソックスの吉田正尚だとか。

「正尚さんはセンター方向にいっぱい打っていたし、良いバッターや率を残すバッターはセンターに打っていたと改めて思ったので」

 と頓宮。さらに吉田はLINEで頓宮の悩みを聞いてくれるといい、「試合でこういう打球が増えたら、どうやって練習したらいいですか?」と聞くと、「それはこうなっているから、練習はボールの内側を打って」など具体的な助言をもらったそうだ。

 特に吉田からの「結果はどうであれ自分のベストスイングをするだけ」という言葉を大事にしており、それを英語にした「Do my best swing」をヘルメットに貼っている。吉田の教えで今季、急成長した頓宮。オリックスを3連覇に導いてくれそうだ。

(鈴木十朗)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
2
「花咲舞が黙ってない」第3シリーズ「主演候補」は今田美桜のほかにもうひとりいた
3
新2軍球団「オイシックス新潟」でくすぶる元広島・薮田和樹と元阪神・高山俊の「1軍復帰ロード」
4
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
5
【ドラマ「Believe」】受刑者キムタク「スタイリッシュでカッコいい&丸刈りナシ」押し売りだらけの超ウンザリ感