社会

鏡の中に引きずり込まれるケースも…夏に流行「アメリカ版コックリさん」の激ヤバ儀式

 例年よりも梅雨入りが遅いとの観測がある日本列島だが、梅雨が終われば猛暑がやってくる。昔から夏といえば、肝試しや怖い話でヒヤッとして、暑さを乗り切ろうとする面はあるが、とりわけ異常な暑さが指摘される今年は、そうした傾向が強まるのではないか。

 これはなにも、日本だけの風習ではない。海外、特にアメリカでは夏になると、必ずといっていいほどホラー映画が公開され、怖いもの見たさに多くの客が映画館を訪れる。

 そのアメリカで昔から行われている「儀式」がある。日本の「コックリさん」を思わせる降霊行為「ブラッディ・メアリー」である。真夜中に鏡の前に立ち、名前を呼ぶと姿を現すとされるブラッディ・メアリーだが、

「方法はいたって簡単です」

 と解説するオカルト研究家が手順を明かすには、

「まず鏡のある部屋で暗闇を作り、鏡の前に立つ。深呼吸して精神を落ち着かせた後、3回ハッキリと『ブラッディ・メアリー、ブラッディ・メアリー、ブラッディ・メアリー』と繰り返しながら心の中で彼女に会いたいと強く念じ、意識を集中させます」

 すると鏡の中にブラッディ・メアリーが出現するというわけだが、とにもかくにも、その容姿がなんとも恐ろしいのだ。

「見えた人によって若干の違いはあるものの、多くの場合、長い髪の若い女性で、全身に血しぶきが飛び散ったような血まみれの衣装を身に着けている。目を合わせた途端、顔を引っかくのだとか。ただ、姿を見たことで精神は錯乱状態に陥り、やがて崩壊。自ら命を絶つ、といった最悪のケースもあるといいます。つまり、遊び半分で行った行為が取り返しのつかない事態に発展する、非常に危険な儀式といえますね」(前出・オカルト研究家)

 ブラッディ・メアリーの正体については諸説あるものの、最もポピュラーな起源とされるのが、まさに「血まみれメアリー(ブラッディ・メアリー)」と呼ばれた、16世紀にイングランドに実在した暴君の女王メアリー1世に由来する、というものだ。

 敬虔なカトリック信者であるメアリー1世は、父ヘンリー8世亡き後、女王の座に就いた。宗教改革を覆してプロテスタントを迫害し、女性や子供を含む約300人を処刑。それが「血まみれメアリー」 たる所以だ。先のオカルト研究家が言う。

「そんな彼女が鏡の前からの呼びかけにより、幽霊となって現れるというんですね。ほかにも、幼い子供を亡くした母親であるとか、わが子を自ら手にかけて殺した若い母親であるとか、様々です。そしてブラッディ・メアリーを呼び出した者の多くが精神的、肉体的被害を受け、さらには呼び出した者やその家族や友人らにも呪いや災厄が降りかかる。最悪の場合、鏡の中に引きずり込まれる、という噂もありますからね。肝試ししたい気持ちはわかりますが、危険が伴うことだけは胆に銘じておくべきでしょう」

 呼び出す際は、全て自己責任で。

(ジョン・ドゥ)

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