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記事全文を読む→医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<サルコペニア>加齢による筋力低下で日常生活に支障も!?
最近、よくつまずくようになった‥‥もしかしたら「サルコペニア」かもしれない。
加齢によって筋肉量が減少して筋力や身体機能の低下する状態。「サルコぺニア」とは、サルコ(筋肉)とぺニア(減少)というギリシャ語を組み合わせた造語だ。
筋肉量の低下は25〜30歳頃から徐々に進む。
65歳以上の約15%が「サルコペニア」を発症し、男性の方が割合が高い。他に運動不足や疾患、栄養不良なども危険因子とされている。
前述した頻繁なつまずき以外に、重い荷物を持ち上げにくい、立ち上がる際に手をつくなどの症状が見られたら「サルコペニア」を発症している可能性が高い。
「サルコペニア」により筋力が低下すると、日常生活に支障をきたすようになり、QOL(生活の質)の低下、最悪の場合、寝たきりになる危険もある。自覚症状がある場合は、医療機関の受診が必要だ。
診断基準は、骨格筋量、握力、歩行速度の3つ。他にも簡単な身体能力テストが行われることもある。測定結果が一定以上低下している場合に「サルコペニア」と診断される。筋肉の力と機能が両方低下している場合には「重症サルコペニア」と判定される。
主な予防としては運動と食事が有効だ。
特に姿勢を保持するために働く「抗重力筋」を鍛える筋トレ、適度なウォーキングがお勧めである。他にも、筋肉をつくるために必要なタンパク質(アミノ酸)の摂取も重要だ。肉や魚、大豆、卵、乳製品をバランスよく食べることがポイントだ。
加齢で減っていく筋肉量を維持するためにまずは日常生活を見直してみよう。
田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。
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