スポーツ
Posted on 2024年11月16日 05:59

【マイルCS】日本で通年騎乗を目論むC・デムーロ「地味な最終追い」こそ◎な「ナミュール連覇」

2024年11月16日 05:59

 短期免許の交付で2年ぶりに来日したクリスチャン・デムーロ騎手(写真/JRA提供)が、手が付けられないほど勢いを増している。参戦した米ブリダーズカップこそ3着、9着と勝つことができなかったが、3週前に1着8回、2着5回、3着4回、着外6回。そして先週は1着5回、2着6回、着外8回と計13勝を挙げて、連対率はなんと5割5分8厘。この中には、スタニングローズで勝利したエリザベス女王杯(GⅠ)もあり、中身は濃い。有馬記念までは騎乗する予定なので、今後もドンドン勝ち星を積み上げていくことだろう。

 その騎乗馬はノーザン系クラブの馬が圧倒的に多い。スタニングローズもその一頭であり、クラブを挙げて全面的にバックアップしている。待ってましたと言わんばかりに、騎乗依頼が舞い込んでいるのだ。そしてその期待に概ね応えているのだから、凄いと言うほかない。

 本人は日本で通年騎乗することを望んでおり、現在拠点としているフランスで、講師について日本語を勉強中。マスターにはまだ時間がかかるようだが、近い将来、通年免許試験を受ける予定だと聞く。

 日本にいる間は兄ミルコ・デムーロの家で生活しており、日本の言葉や習慣などを兄から教わっている。

 凱旋門賞を2勝しているように、フランスでは何本かの指に入る名手だが、残念なことにあちらの賞金は日本よりもずっと安い。歴史のあるパリ大賞典(GⅠ)でも日本円にすると4000万円ほどだから、リーディング上位のジョッキーでも日本の中堅騎手の年収とそう変わらないと言われる。

 それだけに、世界一賞金が高いと言われる日本の競馬は、魅力大なのだ。兄のあとを追うように、数年後には日本で毎週、騎乗する姿を見られるかもしれない。

 この週末はマイルCS(GⅠ、京都・芝1600メートル)で、昨年の覇者ナミュールに騎乗する。栗東の坂路での最終追いは4F56秒6ーラスト1F12秒0馬なりと地味なものだったが、時間をかけて丹念に乗り込まれており、心配無用どころか、かえっていい。思えば昨年も、坂路で4F58秒台だったのだ。

 血の勢いも見逃せない。1カ月前の秋華賞では、父が同じのチェルヴィニアが勝利し、先週のエリザベス女王杯でも半妹ラヴェル(12番人気)が2着に激走した。いい流れが確実に来ているのだ。クリスチャンは「メンバーは強いけど、今週も勝てるように頑張りたい」と、自信ありげだ。

(兜志郎/競馬ライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年08月06日 17:00

    2024年7月に停車中のロケバス内で共演者の女性に性的暴行をしたとして、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われたのは、元お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二被告だ。その第6回公判が8月5日に東京地裁で開かれ、検察側は懲役7年を求刑。...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク