政治
Posted on 2024年12月14日 09:54

玉木雄一郎VS財務省「“103万円の壁”バチバチ潰し合い全内幕」(3)情報収集力は「文春」以上

2024年12月14日 09:54

 財務省の〝コワモテ体質〟について、青山議員はこんな実体験を語る。

「共同通信の記者時代に、議員会館で衆院議員の方と一緒に話していた時、大蔵省(当時)の幹部が部屋に来て、『先生の〝お地元〟にある体育館の左奥の非常階段が傷んでいて危ないですね』と、それだけ言って帰ったんです。言われたのは1年生議員だったので、『今のどう思った? 脅しだよな』と困惑しきり。大蔵省はとにかく増税を最重要目標としているので、増税に賛成してくれれば地方交付税も含めて予算が回って非常階段を直せるけど、反対すれば事故が起きた時に先生の責任問題になりますよと、遠回しに警告したのです」

 11月には写真週刊誌「FLASH」で、玉木氏と元グラドル美女の不倫スキャンダルが報じられた。

 103万円の壁の議論が活発になったタイミングだけに、永田町では、いまだに財務省による「陰謀論」や「黒幕説」がささやかれている。黒い噂を完全に払拭できないのは、財務省の卓越した調査能力の裏返しでもある。

「雑誌の編集部5つ分くらいの予算と人員をかけて、情報収集力は『週刊文春』以上と言われています。国会議員が地元に帰った時に、どんな交通手段で、いつどこで誰に会ったのか、すべて把握するのは容易なこと。最近では財務省〝御用達〟のマスコミの間で、国民民主党の榛葉賀津也幹事長(57)に関する女性問題の噂が出回り、スキャンダル地雷が爆発寸前と聞きました」(霞が関関係者)

 実際、どこまで財務省が関わっているのか、尻尾を掴ませることはないだろう。

 それにしても、なぜ103万円の壁の引き上げに頑なまでに抵抗するのか。荻原氏はこう話す。

「財務省がなぜ控除を増やしたくないかというと、一度でも増やせば、その仕組みを変えるのが大変だし、恒久的な減税になります。これまで財務省は一貫して控除を減らすことをやってきました。退職金課税の改正については、批判の声が大きく25年度は見送る方針ですが、16歳から18歳までの扶養控除を見直すなど、実質増税で少しでも庶民から税金を取るのが悲願なのです」

 あの手この手の増税策に、庶民は負担増から逃げることはできないのだ。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク