「もう1年やらせてあげれば、また違う結果が出たのかなっていう感じがします」
これは野球解説者・岡崎郁氏のYouTubeチャンネル〈アスリートアカデミア【岡崎郁公式チャンネル】〉の12月10日の動画で、中日・立浪和義前監督について西山秀二氏が語ったことである。西山氏は2022と2023年に中日1軍バッテリーコーチだった。
立浪前監督は就任と同時にPL学園時代の同級生である片岡篤史氏を招き、2軍監督に。3年目の2024年には1軍ヘッドコーチに据え、お友達内閣と揶揄された。これに西山氏は、
「片岡(篤史)でも最初、2軍監督やらしたじゃないですか。最初から3年間、一緒にやればいいわけでしょ。自分がいちばん信頼してるんですから、それをお友達内閣って言われるのが嫌だから…」
どうせ3年契約ならば、最初から好きなようにやっていればよかったとして、冒頭のごとく、続投に期待を寄せていたというのだ。
ちなみに立浪前監督と同じく、3年連続最下位に甘んじた監督はというと、藤田省三(近鉄パールズ/1950年~52年)、迫畑正巳(大洋ホエールズ/1956年~58年)、千葉茂(近鉄バファローズ/1959年~61年)、稲尾和久(西鉄ライオンズ⇒太平洋クラブライオンズ/1970年~72年)、野村克也(阪神タイガース/1999年~2001年)と、立浪前監督以外に5人いる。稲尾氏だけが続投したが、1973年、1974年ともに4位でBクラスに沈み、解任された。
はたして西山氏の言うようになっていたなら、中日ファンはなんと思っただろうか。
(所ひで/ユーチューブライター)