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記事全文を読む→イチローやダルビッシュ有との「佐々木朗希」争奪戦に大谷翔平が乗り出さないワケ
ロッテからポスティングシステムでメジャーリーグ入りを目指す佐々木朗希の交渉がスタートしている。すでにアメリカ入りしている佐々木はクリスマス休暇までに、ウィンターミーティング中の各球団と1次面談をする予定だ。
佐々木の代理人ジュエル・ウルフ氏は、
「来年の1月15日から(交渉期限日の)1月23日までの間に決まるだろう」
と記者団に語っている。この入団交渉にパドレスのダルビッシュ有、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏、カブスの鈴木誠也と今永昇太、そして元ロッテ監督でホワイトソックスの井口資仁氏、田中将大ら新旧日本人メジャーリーガーが乗り出すと、現地メディアは報じている(その後、カブスの編成本部長は、鈴木と今永が勧誘役としては参加しない、と表明)。
ところが、山本由伸の獲得交渉にひと役買ったドジャース・大谷翔平の名前が出てこない。その理由は3つあると、ロサンゼルス事情を知るジャーナリストは言う。
「ロサンゼルスの地元ウェブニュース『Dodger blue』が11月末、佐々木とドジャースが『密約』を交わしていた場合、MLBが不正調査を行うと報じました。あと2年待てば高額の契約金をもらえるのに、本人に不利な『25歳ルール』の下で移籍を急ぐのは、ドジャースと『密約』があるのでは、と地元からも疑義を持たれています。水原一平氏の賭博スキャンダルに巻き込まれた大谷は、自身がメジャー移籍する際に筋を通しましたし、佐々木の交渉窓口に同席するとは考えにくいのです」
佐々木はロッテ時代から「取材嫌い」で知られる。日米の記者団にもみくちゃにされるドジャースを、佐々木が入団先として選ぶだろうか。
その点、代理人のウルフ氏もハッキリ言及しており、
「ロウキがこれまで経験してきたこと、特にメディアとのやり取りで楽しい経験がなかったことを考えると、小・中規模のチームの方が有利かもしれない」
25歳ルール縛りで510万ドル(約7.7億円)から750万ドル(約11.4億円)の契約しか結べない佐々木の希望移籍先は、メディア露出度の低い中小球団であることを匂わせた。
そこで本命視されるのが、パドレスだ。ダルビッシュの代理人は佐々木と同じウルフ氏で、チームアドバイザーの野茂英雄氏、その野茂氏をメジャーリーグに導いた旧ドジャース球団フロントで、現在はパドレス球団スカウト部門の環太平洋オペレーション部長・エーシー興梠氏など、佐々木を取材攻勢から守るバックアップ体制は万全だ。
さらに佐々木の故郷、岩手県大船渡市は東日本大震災後の2014年から、カリフォルニア州サンディエゴと「TOMODACHIサンディエゴ/ティフアナ 大船渡青少年野球交流プログラム」という交流事業をしている。日米の野球少年が大船渡とサンディエゴを行き来する野球交換留学を10年間、続けているのだ。
新春、佐々木が入団会見で「大船渡の子供達のために頑張る」という決意を語り、自らにかけられたダーティーなイメージと疑惑を払拭する…というシナリオが見えてこないだろうか。
(那須優子)
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