サッカー・ブラジル代表として128試合に出場して79ゴール、バルセロナとパリ・サンジェルマンでは中心選手として活躍したネイマール。その凄さを元日本代表の北嶋秀朗氏が、鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルで語った。
北嶋氏は柏レイソルの一員として、2011年のFIFAクラブワールドカップ2011に出場。準決勝でネイマールを擁するサントスと戦った。
「ネイマールは上手かったですよ。右足でクライフターンして、左足でカーブ。マジで上手かった。もうなんか、踊っている感じでした」
柏を率いていたブラジル人のネルシーニョ監督もネイマールを絶賛していたと、北嶋氏は振り返る。
「ネイマールのことを『間違いないタレントだから』と認めている感じ。相手チームの選手を認める発言はいっさいなかったのに」
しかし、サントスにはネイマールよりもすごい選手がいたそうで、
「ネイマールよりも印象的だったのは、ガンソ。『ガンソがもう凄くない!?』みたいな話になっていましたよ。体の使い方、手の使い方が上手くて、ボールの隠し方がめちゃくちゃ上手いんですよ。俺とかFWがプレスバックで挟みにいこうとすると、その間を抜かれてフリーになったり前を向かれたり、プレッシャーにいったことがミスに見えちゃう。やべえな、みたいに思わされる」
しかしガンソことパウロ・エンリケ・シャガス・ジ・リマはその後、大きなケガもあってネイマールほどの活躍はできず、代表ではわずか8試合の出場にとどまった。もしガンソが順調に成長していれば、ブラジルは自国で開かれた2014年のW杯で優勝していたかもしれない。
(鈴木誠)