スポーツ

【大阪杯ズバリ論】ドバイワールドカップデーの「裏番組」と化した国内GⅠだからこそ浮上する「激走馬2頭」

 有力各馬に騎乗していた主戦ジョッキーが軒並みドバイへ――。4月6日のGⅠ・大阪杯(阪神・芝2000メートル)は、さながら「ドバイワールドカップデーの裏番組」の様相を呈している。

 なにしろシックスペンス(牡4)のルメールは横山武史へ、ジャスティンパレス(牡6)の坂井瑠星は鮫島克駿へ、ソールオリエンス(牡5)の川田将雅は松山弘平へ、デシエルト(牡6)の武豊は池添謙一へと、それぞれ乗り替わっているのだ。

 馬券作戦のキモはまず、これら有力馬の取捨だ。筆者の見解はズバリ、「ドバイ乗り替わり組は全て消し」である。筆者が何よりも重視している「馬を走らせる側の論理」から考えると、「陣営の勝負度合いという点で、実力通りには狙えない」からだ。

 そこでにわかに浮上してくるのが、ドバイには目もくれずに「ココ」を獲りにきた陣営の存在である。今回は以下の2頭を「激走馬」に指名したい。

 1頭目はモレイラが騎乗するステレンボッシュ(牝4)だ。モレイラは先週のGⅠ・高松宮記念から短期免許で来日しており、昨年のGⅠ・桜花賞でも同馬を優勝に導いている。高松宮記念1着のサトノレーヴに続いて、今回も「世界のモレイラ」がキッチリと結果を出すだろう。

 2頭目は横山和生が引き続き騎乗する、ベラジオオペラ(牡5)だ。同馬は昨年の大阪杯の覇者である。その後は古馬GⅠ戦線で3着⇒6着⇒4着と、いま一歩の成績が続いているが、大阪杯も含めて「3戦負けなし」の阪神芝コースは願ってもない絶好の舞台。主戦の横山(和生)ともども「狙いすました一戦」だ。

 ちなみに、エコロヴァルツ(牡4)、ホウオウビスケッツ(牡5)、ヨーホーレイク(牡7)の3頭は、いずれも前走がメイチの「目標レース」。また、ボルドグフーシュ(牡6)の今回は、あくまでも春の天皇賞を見据えての「叩き台」である。

 ドバイ組と同じく、これらの4頭についても評価を下げる必要があるだろう。

(日高次郎/競馬アナリスト)

カテゴリー: スポーツ   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身