スポーツ

【ドジャース事件】ロバーツ監督が「山本由伸に関する質問」にムキになった「股関節と先発投手問題」

 それだけムキになるということは…。

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が5月27日(現地時間)のガーディアンズ戦前に取材に応じた際に見せた「意外な一面」が、報道陣を驚かせた。

「前日に登板した山本由伸に関する質問が出ると、語気を強めて言い返していました。普段は穏やかな口調で、記者団とお喋りを楽しむような雰囲気で取材に応じているんですが…」(現地記者)

 前日の同カードに先発した山本は6回被安打3で2失点と好投し、6勝目を挙げている。だが、3イニング目の守備でのこと。プッシュぎみのバント打球を自ら処理し、そのまま走って打者走者の足にタッチした。気迫溢れる好プレーだったが、その代償として「股関節に違和感がある」との情報が出ていた。

「違和感があるとの情報は、試合中から聞かれました。ただ、その後のイニングも投げていたので、軽症だと思われます。試合中には感じなくても、あとから痛みが出ることもありますし」(前出・現地記者)

 報道陣は「確認」として、山本の状況を質問した。しかしロバーツ監督は「It’s okay(大丈夫)」と二度言ってから「今日は何も(異常があるとは)聞いていない」と強調した。なにやら感情的な物言いだったという。

「山本が先発した5月26日の試合前、ロバーツ監督は『今日は絶対勝つ!』と、ロッカールームで檄を飛ばしていました。選手に喝を入れるようなことはあまりしないタイプだと聞いていますが」(メジャーリーグ関係者)

 チームは連敗中だった。ドジャースはスネル、グラスノー、佐々木朗希と、先発投手からケガ人が続出している。そんな苦しい台所事情で、山本は5月に入ってから4試合連続で中5日で先発しており、26日の好投で「3試合連続クオリティースタート(6回以上を投げて自責点3以下)」も決めた。山本が先発する日は、登板過多のリリーフ陣に休養を与えられる。「最も頼りになる男」まで欠くことになったら、まさに一大事だ。

 山本の状況に関しては、指揮官の言葉を信じるしかない。だが、ロバーツ監督がムキになるところからして「ひょっとしたら」ということも考えられる。

 ちなみにだが、先発ローテーションの再編に関する質問も出たが、佐々木朗希の名前は出なかったそうだ。山本の次回登板が気になる。

(飯山満/スポーツライター)

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