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記事全文を読む→大関獲りに挑む若隆景の「難しい問題」支度部屋で「若隆景関!」と呼びかけにくい「舌がもつれる」困った現場
大相撲秋場所(9月14日初日・両国国技館)で大関獲りに挑む関脇・若隆景が意外なところで相撲関係者を困らせている。若隆景は現在、行われている夏巡業で率先して土俵に上がって汗を流し、調整に余念がない。先場所は三役で自身初となる、2場所連続2ケタ勝ち星を上げ、秋場所は大関昇進の大きなチャンスとなる。
昇進条件となる直近3場所合計33勝には、11勝で届く。今の充実ぶりなら決して高いハードルではない。スポーツ紙ベテラン相撲記者も、
「最近の若隆景の相撲を見れば、11勝は決して難しい星ではない。できればそれ以上の星を重ねて優勝争いを引っ張り、文句なしで上がってほしい」
角界でも若隆景の昇進を望む声は高い。ある相撲部屋関係者は、
「先場所、大の里が横綱に上がったが、成績はパッとしなかった。もうひとりの横綱・豊昇龍も、昇進後は金星配給マシーンと化している。それだけに、早く次の横綱を狙える力士が誕生してほしい。若隆景はその有力候補だよ」
実はそんな若隆景の四股名が、関係者を今さらながら困らせている。前出のベテラン相撲記者は、苦笑いを浮かべて言う。
「若隆景の隆景は、3本の矢で有名な毛利家の三兄弟にちなんでいる、勇ましくていい四股名。若隆景も3兄弟で、みんな力士になりましたからね。ただ、この四股名は文字にするとなんの問題もないのに、どうにも言いづらいんです。しかも十枚目(十両)に上がってからは、若隆景関と呼ばれる。試しに発音したら分かりますよ。舌がもつれそうになるから」
「わかたかかげ」…確かにNHKの中継でも実況担当や解説者が、四股名の発音のしづらさを話題にしていたことがある。
「取り組みが終わって支度部屋で話を聞く時に、『若隆景関!』と呼びかけるのを躊躇しますよ。噛んだら笑われるからね。若関と呼んでいる人は多いです」
先のベテラン相撲記者は、現場の雰囲気をそう伝えるのだった。
親方衆の中にも、この四股名を噛んでしまう者がいるというが、実は当の本人も「自分の名前を名乗る時は、少し緊張します」と話しているというから…。
通常、横綱や大関に昇進した力士は四股名ではなく「横綱」「大関」という地位で呼ばれることが多い。一刻でも早く王関に昇進して「大関」と呼ばれることが、円満な解決策かもしれない。
(阿部勝彦)
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