スポーツ
Posted on 2026年03月27日 11:30

「社台追放」危機からV字復活「レイデオロ産駒」の勢いが止まらない「種牡馬リーディング5位浮上」で大タイトルへ

2026年03月27日 11:30

 種牡馬レイデオロが産駒をデビューさせたのは2023年だったが、勝馬頭数13頭、勝利数14回で、種牡馬リーディング87位に終わる。重賞勝ちがないこともあって評価はガタ落ちとなり、種付け数は大きく減ることに。
 2020年から2023年までは100頭以上も種付けしていたが、2024年はなんと39頭だけ。その翌年も61頭という有様だ。そのため、社台スタリオンから追放されるのではないか、という声も聞かれ出した。日本ダービーや天皇賞・秋を制した名馬としては、なんとも寂しい話だ。

 ところが、その危機を救った馬がいる。昨春の阪神大賞典に勝って産駒初の重賞制覇を果たしたサンライズアースだ。同馬は196頭が種付けされた初年度産駒の一頭だが、4歳春になって本格化したところを見せつけたのだった。
 そしてこの勝利に釣られるかのように、産駒が重賞を次々と勝っていく。トロヴァトーレがダービー卿チャレンジトロフィーを、アドマイヤテラが目黒記念を、エキサイトバイオがラジオNIKKEI賞を勝利したのだ。これにより、レイデオロは2025年の種牡馬リーディング10位へと躍進する。

 その勢いは今年に入っても止まらない。カラマティアノスが中山金杯を、トロヴァトーレが東京新聞杯を、アドマイヤテラが阪神大賞典を勝って、種牡馬リーディング5位となっているのだ。
 この流れからすれば、重賞戦線を賑わす馬がもっと出てくるだろう。ちなみに社台スタリオンの徳武英介場長は産駒の特徴について、こう述べている。
「産駒は曾祖母ウインドインハーヘアの特徴がよく出ています。スピードを十分に兼ね備えていますが、2000メートル以上の距離で他馬との差が現れそうですね。2歳戦からバリバリ走るというよりは、ダービーから3歳秋、さらに古馬になってから大きいタイトルを獲るイメージです」

 産駒の活躍があって、今年の種付けは100頭を超えて満口となった。課題があるとすれば、3歳世代がまだ重賞未勝利であることだ。クラシックで活躍できる馬が出てこないと、やはり種牡馬としてインパクトに欠けるのは否めない。

 その意味で大いに期待しているのが、この日曜の中京8R・大寒桜賞(3歳1勝クラス)に出走するダノンハドソンとボンドマティーニ。2頭とも新馬勝ちしたレイデオロ産駒の3歳牡馬で、素質が高いことは競馬関係者の誰もが認めるところだ。
 ここを勝てば、次走は4月25日のダービー出走権を懸けた青葉賞(GⅡ、東京・芝2400メートル)になる予定。今後のレイデオロ産駒の行方を占う意味でも、見逃すことができない。

 では、グッドラック!

(兜志郎/競馬ライター)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年03月25日 07:00

    もう長いこと、毎週日曜日の視聴がルーティンになっていた2つの番組が、3月29日に揃って終了する。ひとつは1985年10月にスタートした「アッコにおまかせ!」(TBS系)。近年は和田アキ子の失言・暴言・妄言がたびたびSNSで炎上し、「早く終わ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    スポーツ
    2026年03月26日 06:45

    「過去20年間、予想してていちばん難しいですね、今年が。今までこんな難しいことは経験がないですね」これは今季の巨人の順位を予想するにあたり、野球解説者の江川卓氏が発した率直な言葉である。なにしろ投打において、不確定要素が多いのだ。YouTu...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年03月26日 11:15

    今季のプロ野球パ・リーグでは、就任5年目の日本ハム・新庄剛志監督が掲げる「ぶっちぎり優勝」に向けて、自信満々だ。開幕カードは敵地でのソフトバンク戦(3月27日・みすほペイペイドーム)。オープン戦では巨人が8年ぶり首位となったが、実は日本ハム...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/17発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク