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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「加山雄三」(3)カラオケはいつも演歌オンリーです
テリー さっきもおっしゃられていましたけど、歌手としての加山さんもすごいですよね。歌唱だけじゃなく、楽曲も手がけてるし。
加山 昨年はファイナルコンサートツアーで、全都道府県を回ったんですよ。1ステージが45曲、3時間近くやったんです。
テリー それはすごい。
加山 それをやり切れたっていうことは、すごくありがたいことだと思うんですよ。この年でも体力があるのと、お客様がついてきてくれてるっていうのがね。
テリー 「ファイナル」っていうことは、もうコンサートはやらないんですか。
加山 全国を回るような「ツアー」はやらないけど、単発でのコンサートはやりますよ。でもね、今は同じ音楽でも、違うことをどんどんやっていきたいんですよ。実は一昨年、「THE King ALL STARS」っていう、僕を含めて13人のメンバーで、まったく新しいタイプのロック系バンドを結成したんです。
テリー 知ってますよ。すごく驚きました。
加山 超一流のロックバンドのリーダークラスのメンバーが集まってくれたんですが、それだけにみんな忙しいんだ。僕がいちばん暇なの(笑)。全員集まってライブするってなると、年に数えるほどしかできない。でもね、4人でもやれないこともないから、時には「今日はTHE King ALL STARS半分以下で」なんて言いながらやったりね。やっぱり若い人はリズム感がすごくよくて、楽しんでます。
テリー 曲を聴かせていただきましたけど、加山さん、またここにきて声が出てきましたね。
加山 もともと海で育ったっていうことがすごくよかったんだと思う。海に出ると声が通らないから、ガキの頃からガーガー声を出してて、そのせいで声帯が丈夫になったんじゃないかな。それと、英語をしゃべってる人っていうのは、声がよくなるらしいよ。
テリー そうなんですか。
加山 英語の発音っていうのは、発声にいいと言ってた人がいましたよ。僕は若い頃、アメリカに行く機会も多かったし、外国人のガールフレンドもいたから、もしかしたら、そういう条件的なものがよかったのかなと思いますね。
テリー なるほど。
加山 あとね、カラオケはいいですよ。僕なんか、年中歌ってる。
テリー え、カラオケにまで行ってるんですか。でも、自分のコンサートで、イヤっていうほど歌ってるんじゃないですか?
加山 いや、カラオケでは自分の歌は歌わない。全部演歌ですよ。
テリー 演歌ですか、それはまた意外ですね。
加山 カラオケには演歌が合うよね。僕はもう大好きでね、仲間で集まって、古い演歌をワイワイ言いながら歌うのが楽しいんだ。仲間の中に森進一さんのモノマネがうまいのがいてね、またそれが盛り上がるんだよ(笑)。
テリー 加山さんは、どんな曲を歌うんですか?
加山 僕は前川清さんの「内山田洋とクール・ファイブ」時代の歌が多いかな。
テリー いいですよね、僕も「そして、神戸」とか大好きですよ。
加山 実は、僕の声は演歌には向いてないんですよ。でも、前川さんの声質と似ているところがあるので、自分なりのスタイルで歌っちゃってるんだな。
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