スポーツ

高橋由伸新監督を迎えた“巨人”は清原余波で戦々恐々(1)チームに動揺が走った「清原逮捕と元巨人・野村貴仁の爆弾発言」

20160225o

 プロ野球はキャンプ真っ盛り。各地から今シーズンを期待させるホットな情報が続々と飛び込んでくるが、どうにも球界の盟主に元気がないようだ。それもそのはず。大物OBの一大不祥事がこんなところにまで大きな影を落としていたのである。

 新生・巨人の宮崎キャンプは、さまざまな面で誤算続きのようだ。高橋由伸新監督(40)の下でチームは2月1日にキャンプイン。ところが華々しいスタートを切ったかと思いきや、そのわずか2日後にとんでもないニュースが飛び込んできた。いまさら説明するまでもないが、大物OB・清原和博容疑者(48)が覚醒剤取締法違反で逮捕された「衝撃の報」だ。

 かつてのチームメイトたちも言葉に窮した。由伸監督が、

「寂しいというか残念」

 と語って沈痛な面持ちを浮かべれば、古巣のキャンプで臨時コーチを務めている松井秀喜氏(41)=ヤンキースGM特別アドバイザー=も「う~ん」と口にしてから8秒間もの沈黙があったあとに、

「ニュースで知りました。驚いているとしか言いようがない」

 と述べ、渋い表情を浮かべた。

 一方、ある球団幹部がサンマリンスタジアムで取材対応を求めたメディアに対して、「清原? 何もない!」と吐き捨てたように、巨人の現場とフロントには“清原容疑者にはできることなら関わりたくない”というムードが強く蔓延しているのである。

 だが、いつまでも“対岸の火事”ではいられないかもしれない。事件発覚から1週間後の10日、かつて巨人でチームメイトだった野村貴仁元投手(47)=06年に覚醒剤取締法違反で逮捕=が日本テレビの取材に応じ、

「俺が(覚醒剤を清原に)渡していた」

 とコメントしたことが大々的に報じられてしまったからである。これにはキャンプ地の宮崎も騒然。球団に在籍する古参スタッフの一人は、

「野村がとんでもない爆弾発言をぶっ放した」

 と顔をしかめ、次のように続けた。

「清原が巨人時代から覚醒剤を使用していたことが明らかになれば、ウチも“知らぬ存ぜぬ”のスタンスで通すことは難しくなる。間違いなく無風ではいられないし、ヘタをすると昨年発覚した野球賭博騒動を超える批判が世間から沸き起こってしまう危険性もある。そうなってしまったら、巨人ブランドは地に落ちるだろう。だから今回の野村の告発は、もしかするとウチにとってシャレにならない事態を引き起こしてしまうかもしれない」

 野村元投手は別の複数のメディアに対しても、清原が覚醒剤を使用していたことについて、

「(巨人の選手の)ほとんどが知っていた」

「(巨人時代に)清原はシャブを飲んで3試合連続本塁打を打っていた」

 などと暴露したのだ。

「かつて巨人に在籍していた強打者の大物OBが清原の“シャブ仲間”として当局からマークされているという噂も、チーム内には広まっている。球団としても、その人物を含めて何人かの“怪しい人物”の名前は把握しているし、キャンプ地や試合会場に出入りさせないようにすることも、今後はしっかりと検討しないといけない。まあ、それとは別に、変わり果てた姿になった野村がテレビに出ていたことには誰もが『元巨人の選手がここまで落ちぶれるとは‥‥』と驚かされていましたけどね」(別の球団関係者)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身