スポーツ

サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「6歳馬フルーキーがGI3頭一蹴!」

20160303zz

 今週は伝統の一戦「中山記念」が行われる。ダービー以来となるドゥラメンテに注目が集まりそうだが、万券王・水戸は力量馬フルーキーに◎を打った。一方、阪神の「阪急杯」は、桜花賞馬レッツゴードンキが勝負気配。

 伝統ある一戦だけに、中山記念は毎年、顔ぶれがいい。過去10年を振り返ってみても、毎年のようにGI勝ち馬が名を連ねている。そして、そうした馬が勝ち負けしているのも、この重賞の重みであり、特徴だ。

 今年も顔ぶれは豪華だ。昨年の皐月賞、ダービーの2冠を制したドゥラメンテが、ここで戦線復帰を果たすが、これにイスラボニータ、ロゴタイプが加わってGI勝ち馬が3頭。その他もほとんどが重賞勝ち馬で、それは迫力満点の白熱したレースになること必至である。

 馬券的には、どうだろう。能力的にはドゥラメンテだが、骨折明け9カ月ぶりの実戦。しっかり乗り込んでいるが、やはり割引が必要なのではないか。

 ドゥラメンテだけではなく、有力どころは休み明けが多い。最終追い切りでどれだけ動くか。状態のよしあしは、しっかり見極めたいところだ。

 では、データをひもといてみよう。

 03年に馬単が導入されて以降、これまでの13年間、馬単で万馬券になったのは2回。1度、13番人気馬が勝って、12番人気馬が2着と大荒れ(10年)になったが、この時は泥田のような不良馬場。良馬場でまともならば、波乱に終わることは、ほぼないと見ていいだろう。

 この13年間で1番人気は4勝、2着1回。2番人気は3勝、2着2回。つまり1、2番人気の半数以上は連対を果たしており、中穴傾向の重賞と見ていいか。

 また、出走頭数が少ないこともあるが、この間、牝馬で連対を果たしたのは昨年の勝ち馬ヌーヴォレコルトのみで、91年の勝ち馬ユキノサンライズ以来のこと。やはり牡馬が主力のレースと言っていい。

 年齢は、どうか。これはノビシロのある明け4歳馬が強いように思われがちだが、6歳以上の古豪の奮戦ぶりが目立っており、4歳、充実の5歳だけに目を向けるべきではないことがわかる。

 当方としても期待を寄せたいのは6歳馬だ。狙いはフルーキーである。

 前述したようにドゥラメンテほか、これはと見られる有力どころは、いずれも休み明け。ならば少し間があいたといっても、ここ目標にしっかり乗り込まれて仕上がりのよさが目立つこの馬を注目しないわけにはいかないだろう。

 フルーキーも中山金杯3着以来2カ月ぶりの実戦。が、早くからここに照準を合わせ、抜かりなく調整されてきただけに、寒い時期ながら重め感はまったくない。1週前の追い切りも軽快かつリズミカルだった。

「ここが目標。距離、コースと、この馬には合っているレース。楽しみです」

 こう意欲的に話すのは角居調教師だが、陣営にとってはGIも、と期待している力量馬。1800メートルは〈3 1 0 1〉と、連対を外したのは昨年6月のエプソムC(4着)のわずか1回。それでも勝ち馬とはコンマ2秒差。とにかくフルーキーには、ここは条件がそろっているレースなのだ。

 曾祖母アウトスタンディングリーは、BCジュヴェナイルフィリーズなどGI2勝(米国10勝)の女傑。こうした血統背景もあり、厩舎サイドに力が入るのもうなずけるというもの。良馬場条件に大きく狙ってみたい。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    「王座戦」初防衛に王手をかけた「鬼神・藤井聡太」の勝利の方程式は「パイナップル・キノコ抜き・室温20度」

    いくら漫画でも、こんな展開は描けない。将棋の第72期王座戦5番勝負第2局が9月18日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで行われ、午前9時の対局開始からわずか30分で76手まで進む「AI超速将棋」を藤井聡太七冠が制して2連勝。王座戦初…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
派兵10万人超に!万単位の前線戦死者続出で「金正恩斬首クーデター」が勃発/北朝鮮「ウクライナ大派兵」の断末魔【後編】
2
あぁ牧秀悟が…下剋上「日本シリーズ進出」DeNAに巨人ファンの恨み節が止まらない「2020年のドラフト会議」
3
強制収容所より恐ろしい「北朝鮮将校6名爆死」で前線から兵士が逃げ出した/北朝鮮「ウクライナ大派兵」の断末魔【前編】
4
49戦して21敗「戦国最弱大名」は生涯落城経験9回の「弱い方のオダ」
5
オリックス監督を退任した中嶋聡が「日本ハムの次の監督候補」に加わった「過去の恩義」