スポーツ

天才テリー伊藤対談「天龍源一郎」(3)プロレスは観るとやるとでは大違い

20160922r

テリー このたび、天龍さんの自叙伝が出ましたよね。せっかくですから、天龍さんの格闘家人生もここで振り返りたいんですよ。そもそも、力士になるきっかけは何だったんですか?

天龍 たまたま親父が散髪しに理髪店に行ったら、そこに相撲部屋のスカウトがいて、「体の大きい兄ちゃんいないかね?」って聞かれて「うちの息子は大きいよ」って答えたらしいんです。その時、俺は中2だったんですけど、身長180センチ、体重60キロぐらいあったから。

テリー 最初の二所ノ関部屋の印象はどうでしたか?

天龍 驚きましたね。当時、相撲部屋は日本家屋だと思い込んでいたんですが、4階建のビルだったんですよ。しかも「神聖なる稽古場はいちばん上」という親方の考えで、稽古場は4階。全てがカルチャーショックでした。当時、新弟子も100人ぐらいいてね。

テリー 「ここでやっていけるのか?」という不安はなかったんですか?

天龍 もともと相撲の世界は厳しいものだとわかって来ていますから。例えば稽古があるでしょう? 学校に行かなきゃいけないから、起きるのは夜中の3時なんですよ。

テリー 今の僕より早起きですね。

天龍 で、6時ぐらいまで稽古をやってると汗でドロドロになるから風呂に入らなきゃいけないんですけど、風呂場は稽古場の横にあって、そこではまだ先輩方が稽古してるわけです。だから「先輩が稽古しているのに、お前たちが風呂に入るのは10年早い」とか言われて、屋上で水をぶっかけられるんです。それは夏でも真冬でも。そんな毎日でしたからね。

テリー ひゃ~、そんな生活を耐えた人だけが力士になれるんですね。で、天龍さんは最終的には前頭筆頭までいって、26歳でプロレスに転向されることに。

天龍 (ジャイアント)馬場さんに誘われてね。でも、観てるのと実際にやるのとは、全然違いましたね。

テリー それはどういうところが?

天龍 プロレスが、こんなに体をいじめて痛い思いするものとは夢にも思ってなかったですから。リングのロープでレスラーが弾かれるじゃないですか。あれ、俺は最初、ゴムが入っていると思っていたんです。

テリー ああ、確かに。

天龍 中にワイヤーが入ってるのを知らなくて、やってるうちにアバラのところが傷ついたりとか骨にヒビ入ったりしたんですよね。

テリー リングのマットも堅いですよね。

天龍 板の上に薄いマットを敷いているんです。体重が軽い人はそうでもないんですけど、重たい人が勢いよく沈んじゃうと、ものすごく痛いですよ。

テリー デビュー後、しばらくはアメリカと日本を行き来していましたよね、大きな転機となったのは?

天龍 81年7月に、ビル・ロビンソンとのタッグで、馬場さん、(ジャンボ)鶴田さんとインターナショナル・タッグ王座に挑戦した時ですかね。まだ全然ヘタクソなのに、(アントニオ)猪木さんが使った延髄蹴りとか、卍固めとか好き勝手やっちゃって。当時、他団体のエースの必殺技を使うのはタブーだったんですよ。

テリー そうでしたね。

天龍 でも、そこでムチャクチャやったことで妙な注目を浴びちゃって。そこからガラッと人の見る目が変わったのを感じました。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    暑いと思ったら顔が赤い?恥ずかしい赤ら顔は化粧水でケア

    Sponsored
    91796

    ゴールデンウィークも終わり、これから夏に向けて徐々に気温が高くなってくる季節ですね。スポーツやイベントなど出かける機会が増えてくる方も多いのではないでしょうか。そんな楽しい季節ですが、気候の変化による肌トラブルも気になります。日中の日差しか…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    高血圧・高血糖・高血中脂質が1つでもあると、動脈硬化につながる「トリプルリスク」になる!?

    Sponsored
    102085

    いま、アラフォー世代を中心に、「トリプルリスク」の危険性が叫ばれている。「かくれ肥満」を提唱し、メタボに警鐘を鳴らした医師の岡部正さんによると、「高血圧・高血糖・高血中脂質のうち、どれか1つでも該当すると他の2つも悪くなる可能性がある」そう…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    認知症の予防に期待!? 世界初、九州大学がプロポリスの認知機能向上効果を実証!

    103760

    九州大学大学院歯学研究院の武洲准教授と倪軍軍助教の研究グループは、中国青海省人民病院との共同研究において、ブラジル産プロポリスが中国チベット高原に住む健常な高齢者の認知機能低下並びに全身性炎症の改善効果をもたらすことを明らかにした。臨床研究…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
めちゃイケの“ヤラセ”までバラされた!「イッテQ騒動」余波が止まらないッ
2
「中学聖日記が大反響」有村架純を待ち受ける“第二の裕木奈江”になる罠!
3
新垣結衣があの新婚女優に見える瞬間?「けもなれ」でささやかれる珍現象
4
本田翼、「あざとすぎるCMダンス」に業界から「やっちまったな」の声!
5
岡村隆史、若林正恭と南沢奈央の破局に“心ない発言”で南沢ファンが怒髪天!