スポーツ

サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「マジックタイムの末脚が炸裂!」

20161124zz

 今週は「マイルCS」が京都で行われる。外国馬の辞退により、今年も日本馬のみでの戦いとなるが、マイルGI4勝のモーリスは不在。昨年は上位人気馬で決まったが、今年は波乱含みのマイル王決定戦になりそうだ。

 今週はマイルCSがメイン。昨年の覇者モーリスは香港Cへ。GI勝ちの肩書があるのは4頭。イスラボニータ、スノードラゴン、ダノンシャーク、そしてミッキーアイルだが、スノードラゴンとミッキーアイルはスプリント色が濃く、一昨年の覇者ダノンシャークはピークを過ぎた印象。イスラボニータも往年の勢いが感じられない。

 前哨戦のスワンSを快勝したサトノアラジン、目下3連勝と勢いに乗るヤングマンパワー、札幌記念でモーリスを破った同僚のネオリアリズム、そしてフィエロ、ロードクエスト、前述のイスラボニータ、ミッキーアイルが有力どころだが、どれも全幅の信頼を寄せ切れるまでには至らない。モーリス不在ということで、人気どおり簡単に決まらないと見ていいのではないだろうか。

 タイキシャトル、アグネスデジタル、ダイワメジャーなど、引退後、種牡馬として活躍、歴史に名を残す名馬が勝者から出ているが、だからといって人気どころが必ずしも勝ち負けするレースではない。

 馬単導入以降、これまでの14年間、その馬単で万馬券になったのは4回(馬連では3回)と馬券的には中穴傾向のGIだが、この間、1番人気は4勝(2着3回)。2番人気は、わずか1勝(2着2回)だ。

 ということで、データからは人気馬を絶対視すべきでないことがわかる。

 年齢を見てみると、ピークを迎えようとしている4歳馬の活躍が最も目立つ(00年以後の16年間で6勝、2着8回)。今年は勢いに乗るヤングマンパワーということになるが、充実期にある5歳馬も負けてはおらず、5勝(2着5回)とヒケは取らない。

 その5歳馬に今年は脈ある馬が多い。イスラボニータ、ガリバルディ、サトノアラジン、ネオリアリズム、ミッキーアイルという面々だが、牝馬のマジックタイムも軽く見るわけにはいかないだろう。出走頭数が少ないわりに牝馬の善戦、健闘が目立つのがこのGIの特色だからだ。

 であるなら、穴党の当欄としても最右翼にマジックタイムの名をあげたい。

 とにかく、目下の充実ぶりには目をみはるものがある。前走の府中牝馬Sは、一息入ったあとで、前々走比で体重8キロ増。やや馬体の作りに余裕があった。なのにインの狭いところを縫って2着を確保。しまいの脚は目立つもので、今回につながる好内容だった。

「スローペースもあって前半、引っ掛かって折り合いを欠く場面があった。それでも2着を死守。力をつけているのは確かだ」

 こう前走を振り返るのは中川調教師。1週前の軽快な追い切りの動きに好感触を得たようで、「以前に比べて身のこなしが柔らかくなって、状態に関しては言うことない」と、ヤル気のほどをチラつかせていた。

 この馬にとってマイル戦はベスト。強烈な末脚が身上とあっては、直線が長く、やや下り坂になる京都コースは持ってこいと言っていい。

 母は重賞勝ち鞍がないもののオープンで活躍(GIIフローラS2着)。母系は超一流とは言いがたいが、何と言ってもブライアンズタイム×サドラーズウェルズ×クリスと破壊力ある種牡馬が連綿として交配されているのが魅力的なセールスポイント。“一発”があって不思議はない。晴雨にかかわらず大きく狙ってみたい。

 人気薄では、もう1頭。ディサイファも要注意だ。前走は前の馬が壁になって追い出しのタイミングを逸したのが敗因。騎手もミスを認めるところだが、使われてさらに良化しており、関係者は「絶好調」を口にする。展開しだいではチャンスもなくはない。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
世界タイトル獲得翌日に王座返上宣言のボクシング新王者に具志堅用高が猛然と苦言
2
可愛かずみ「元カレのマンションから飛び降り死」から26年でも「残されたままの謎」
3
吸血鬼ボラスが焦り出した!藤浪晋太郎「悲惨な投球でメジャー生き残り作戦」お先真っ暗の「来季売り込み」
4
【最新情報】トルコ上空「新フライング・ヒューマノイド」衝撃映像を当局が分析調査中!
5
千鳥・ノブ「富裕層だらけの4億円マンション」購入で3億8000万円のローン審査が通った理由