政治
Posted on 2017年12月15日 05:55

天才テリー伊藤対談「舛添要一」(1)今回の騒動はよい経験になりました

2017年12月15日 05:55

●ゲスト:舛添要一(ますぞえ・よういち) 1948年、福岡県生まれ。71年、東京大学法学部政治学科卒業。東京大学法学部助手、パリ大学現代国際関係史研究所客員研究員、ジュネーブ高等国際政治研究所客員研究員、東京大学教養学部政治学助教授などを経て、80年代末から「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」「ビートたけしのTVタックル」などの討論番組に多数出演、知名度を上げる。89年、舛添政治経済研究所を設立。2001年、参議院議員に初当選し、厚生労働大臣(安倍内閣、福田内閣、麻生内閣)などを歴任。14年2月、東京都知事就任。16年6月、都知事を辞職。

 国際政治学者として数々の討論番組などで活躍する一方で政治家として国政にも参与、14年には東京都知事となって采配を振った舛添要一氏。昨年、公私混同報道で都知事を辞職する騒ぎとなったがその情熱は衰えず、天才テリーを相手に都政・国政の問題点を鋭くえぐった!

テリー 舛添さん、まさかあんな形で都知事を辞めることになるとは思わなかったでしょう。あらためて、これまでの騒動をどう思われているのか、お聞きしたいんですが。

舛添 もちろんミスはこちらの責任なので、その点に関しては反省しています。ただ、公開された収支報告書は1年前のものですし、全て国会議員時代のものですから。

テリー 確かにその点は誤解している人が多いと思いますよ。勢いづいて魔女狩りみたいな雰囲気になってしまったところもあるでしょうしね。あの時期は夜眠れなかったり、不安な気持ちになったりはしませんでしたか?

舛添 ストレスはない、と言えばウソになるんだけれども、ものは考えようなんですよね。これまでの歩みを振り返ると、東大を助教授で辞めちゃったこととか、いろんな挫折を経験しているわけですよ。人生に浮き沈みはある、とずっと思っているので耐えられました。でも、何を言っても聞いてもらえない、という状況は正直、悔しかったですね。テレビの報道で、ウソや作り話がいっぱいあったんです。

テリー 例えば、どういうことですか?

舛添 朝の勉強会の話ですけど、皆さんお忙しい中、朝集まっていただいているので、つまんでいただくサンドイッチを40人分ぐらい頼んでいたわけです。その領収書も、店員さんの書いたものがちゃんとある。なのに、テレビは勝手に「舛添はコーヒーだけ頼んでいるのに、それをサンドイッチ代と偽って、差額をポケットに入れている」と流すわけですよ。もうメチャクチャです。

テリー もはや真実うんぬんではなく、叩くための報道なんですね。しかし、舛添さんは自分のことだから、ある意味しかたないですけれど、ご家族は大丈夫だったんですか?

舛添 いやァ、やっぱり大変でした。特に2人の子供は、当時中1、高1に進学したばかりの大事な時で、カメラに追われたわけですから、平静を装ってはいましたけれど、つらい思いをしたでしょうね。

テリー うーん、それはキツいなァ。

舛添 でも、学校のクラスメイトが本当に優しくて、子供たちを支えてくれたんです。そういう気遣いがありがたかったですね。

テリー へえ、日本の若者も、まだまだ捨てたもんじゃないね。

舛添 そういう意味では、今回の騒動は子供の教育という点においては、よかったのかなとも思ってね。

テリー それ、どういうことですか?

舛添 仮に私が知事を続けていたら、子供たちにゴマをすったりチヤホヤする人が必ず出てきますから。生きていれば必ず困難や挫折があって、そんな時はじっと耐えて、頑張らなければいけない。もし、子供たちにそういうふうに感じてもらえたのなら、長い目で見た時、よい経験になったのではないかな、と。

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