スポーツ
Posted on 2014年05月22日 09:57

セ・パ交流戦突入!12球団「内部崩壊バクダン」の着火マンは?(1)苦戦が続く巨人の問題

2014年05月22日 09:57

20140529a

 プロ野球はいよいよ「セ・パ交流戦」に突入した。ペナントの行方すら左右するサバイバル決戦だが、各球団の敵は何も別リーグの猛者ばかりではない。自滅を促す「内部崩壊」の火種を消さなければ、早々に交流戦どころではなくなってしまうぞッ!

 交流戦突入を前にして、想定外の苦戦が続くのは巨人だ。その原因として、大黒柱・阿部慎之助(35)の不調があげられる。打率2割2分8厘(5月15日現在、以下同)と絶不調に陥っているが、この背景には、2月の宮崎キャンプで臨時コーチを務めた、松井秀喜氏(39)との打撃談議が影響しているというのだ。

「阿部は松井氏がメジャーに渡ったあとも、事あるごとに直接連絡を入れて相談するなど、松井氏に心酔してきた。10年に打撃フォームの大改造に着手した際も松井氏のフォームを参考にしている。そして昨年12月にニューヨークを訪れた阿部は、松井氏の打撃理論に触発されて、グリップの位置をさらに高くするフォームの習得を目指しました。ところが、これでタイミングに狂いが生じ、フォームを壊してしまった」(巨人番記者)

 かつての4番が迷走する中、キューバから新4番・セペダ(34)を獲得したが、現場からは「何で投手を獲らないんだ?」と疑問の声も噴出しているという。

 確かに崩壊しかけたリリーフ陣の建て直しは急務のはずである。

「実は秘密裏のトレード交渉で、日本ハム・武田久(35)の獲得に向け話し合いが大詰めを迎えつつあるようです。放出要員にセペダ獲得でますます余剰戦力となりつつある、亀井義行(31)の名前があがっていますが、大補強に走って生え抜きを冷遇すれば、“暗黒時代”の様相を呈してくるのでは」(スポーツ紙デスク)

 一方、鯉のぼりの季節を過ぎても快進撃を続けている広島カープも不安要素がないわけではない。今オフのメジャー移籍が濃厚と見られていたエース・前田健太(26)の評価が揺らぎ始めているというのだ。

「スカウト担当者の中からは『調子にもバラつきがあり、ケガも多い。ヤンキース・田中将大ほど絶対的な決め球がない』との声が上がり、すでにマエケン獲得に“待った”をかける球団も出ている。もちろん、実際にポスティングを利用したら、入札球団は現れるでしょうが、マー君同等の最高金額20億円を提示されるかは微妙。そのため広島サイドもメジャー挑戦に関して再検討しているというんです。この動きを耳にすれば、オフのメジャー移籍を原動力にしてきたマエケンのモチベーション低下が心配されます」(球団関係者)

◆アサヒ芸能5/20発売(5/29号)より

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク