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超満員の「目」で復活できる!清原巨人移籍の裏にあった東尾監督“粋な計らい”

 東尾修氏といえば、西武ライオンズで通算20年間、投手として活躍。最多勝利2度など数多くのタイトルを獲ってきた。

 引退後、1995年からは古巣の西武で監督として指揮を執ったが、この年は主力選手である清原和博氏がシーズン途中で右肩を脱臼し、安打数はプロ入り初めて100安打に満たず終わっている。その清原氏は97年、巨人にFA移籍。西武黄金期が終幕を迎える世代交代の厳しい時代に請け負った監督業だったわけだが、名球会が運営する公式YouTubeチャンネル〈日本プロ野球名球会チャンネル〉に東尾氏が出演。清原氏の移籍を許したのは、清原氏の復活を信じての“粋な計らい”だったことを明かした。

 1月22日に〈清原和博 巨人FA移籍の真相!そして、松坂大輔 獲得の入団交渉での秘話【東尾修 西武ライオンズ監督時代の話】<日本プロ野球名球会>〉とタイトルされた、その投稿回を観てみた─。

 脱臼の苦しみから復活を遂げようと努力を続ける清原氏を見てきた東尾氏は、「あれだけ一生懸命やって復活できなかった…こっちの責任もあるかもわからないし」と声のトーンはやや低め。

 しかし、環境を変えて臨みたいといった清原氏の意見も尊重し、「東京ドームでジャイアンツの超満員の(観客の)『目』…視線の中でやれば、清原は復活できると思った」との東尾氏の言葉は力強く、「ジャイアンツ行ったら、彼も気持ちが出てきた」と喜びを口にしたのだった。

 もとから巨人へのあこがれが強かった清原氏だが、思えば当時、巨人と阪神の2球団が名乗りを上げていた。清原氏の巨人選択は東尾氏の後押しも大きな理由だったかもしれない…。

(ユーチューブライター・所ひで)

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