スポーツ
Posted on 2018年03月23日 17:56

田辺裕信×川田将雅 東西次世代エース騎手の裏素顔(1)川田の物言いに調教師が激怒

2018年03月23日 17:56

 いよいよ春のGIシリーズの開幕だ。昨年はデムーロ&ルメールの両外国人騎手が暴れまくり、日本人ではキタサンブラックに騎乗した武豊騎手頼みだった。今年こそは、と東西の次世代エース候補、田辺&川田の両雄に期待が注がれているが、ともに「リーディングに興味なし」という超個性派。競馬サークル内では「変人」とも言われる2人の裏素顔に迫る──。

 東西のトレセンで「今年のGIで期待したい腕達者は?」と聞いて回ると、関東リーディング1位(3月11日終了時点)の田辺裕信(34)と、関西で5位の川田将雅(32)の名前がよくあがる。スポーツ紙デスクがその理由を語る。

「そつなく乗るという点では戸崎圭太(37)や福永祐一(41)がいるけど、2人とも昨年のGIでは勝利がなかった。それに人気を背負うことが多く、一発の魅力も少ない。その点、川田は過去に3歳クラシック5冠を制し、昨年の安田記念も7番人気のサトノアラジンで勝利。田辺にしても過去2度のGI制覇は人気薄だった。2人とも年々腕を上げているだけに、今年一気にブレイクしてもおかしくない」

 田辺と川田は2月のクイーンCでワンツーを決めるなど、3歳クラシックに直結する重賞をともに2勝しており、春のGI戦線でも楽しみな存在だ。

 特に川田には、超大物のお手馬が控えている。栗東担当の専門紙記者が話す。

「皐月賞はダノンプレミアムで決まりという声がサークル内から聞こえてくる。デビューから川田とコンビを組んで4戦全勝。英国の大学で馬学と経済学を学んだという中内田充正調教師の鼻息も荒く、海外遠征を視野にいくつかのプランを練っているそうです」

 一方、田辺のお手馬は、京成杯を制したジェネラーレウーノ。スポーツ紙美浦担当記者が解説する。

「ダノンプレミアムとジェネラーレウーノは同じ先行タイプながら、ディープインパクト産駒とスクリーンヒーロー産駒。脚の特徴が違うだけに、枠順や馬場状態、展開で大逆転もある」

 皐月賞だけではなく、川田は今週の高松宮記念でファインニードル、桜花賞ではリリーノーブルが控えており、田辺はテトラドラクマでNHKマイルCに挑む予定だ。

 だが、この2人、腕は達者でも口下手のため、時に「変人」と見られることが多々あるという。

 2月3日、東京5R(8着)のあと、川田は検量室に戻るや、騎乗馬を管理する青木孝文調教師に向かってメンチを切った。美浦トレセン関係者が話す。

「開業2年目の青木調教師に向かって、『なんでこんな馬に乗せるんですか!』とドナったそうです。確かに返し馬からテンションが高く、道中、折り合いをつけられないほどでしたが、いきなりのケンカ腰のもの言いに青木師もカチンときた。持っていたノートのようなものを床に叩きつけて、『もう二度と頼まん!』と。怒りの収まらない青木師に、そばにいたベテラン調教師が『アイツに頼んだお前が悪い』と苦笑いしていました」

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク