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一方、山口オーナーも言及した、選手の育成面は評価できないのか。名前の挙がった岡本和真(22)は打率3割7厘、95打点、31本塁打(9月28日現在、以下同)と、今季、和製大砲として開花した。それでも指揮官の貢献度には疑問符が付く。江本氏はさらに辛辣に──。
「岡本はゲームに出したら結果が出たので使うのは当たり前。いろんな選手を起用する中で、岡本が生き残ったということです。オーナーも他に褒めるところがなかったから、そう言ったんじゃないですか」
また、巨人番記者の一人からはこんな声も上がった。
「岡本のブレイクは完全に井端弘和内野守備・走塁コーチ(43)の功績です。岡本が一時期、管轄外の外野にコンバートされかかった時も、特打や特守につきあっていましたし、都内でのオープン戦ではゲーム後に井端が自分の車の助手席に岡本を乗せて反省会をしながら帰るなど、付きっきりで指導していましたからね。吉川尚輝(23)や重信慎之介(25)が結果を出し始めたのは、川相昌弘2軍監督(54)のおかげでしょう。1軍で振るわずに出戻った2人に『クサるなよ』と声をかけ、再度厳しく鍛え直しました。逆に由伸監督は、誰かにマンツーマンで指導したことなど、これまでに一度も見たことがありません」
「長嶋監督と松井秀喜」「原監督と坂本勇人」のような強固な師弟関係にある選手など見当たりそうもない。ベテランの力が衰える中、それに代わる選手を育てられないようなら、勝てないのも道理。私設応援団の関係者は、「巨人が弱い」という状況そのものが耐えられない、と苦笑する。
「選手も戦術も、とにかく華がなく、応援しがいがありません。落合だ、清原だ、江藤だと、各チームから大砲をかき集めていたあの頃が懐かしい。他球団のファンから白い目で見られても、憎らしいほど強かった。今の由伸巨人は『アンチ巨人』すら生まれないほど魅力がない。このことが、ただただ悲しいです」
仮にCS進出を逃すとなると、同一監督での2年連続Bクラスという、球団創設以来初めての屈辱にまみれることになる。それだけは勘弁してくれ、というのがファンの本音だろう。
「山口オーナーも、本心では勝てない由伸監督を評価していない。実は、楽天・三木谷会長のごとく鹿取GMに電話攻勢をかけて、選手起用に関して現場に指示を出すほどです。読売としては、かつて『長嶋解任』で不買運動が起こったトラウマから、クビは言い渡したくない。『来季続投』と報じられることでプレッシャーをかけ、自滅した由伸監督みずからが責任を感じて辞任するというシナリオを描いているフシすらある」(巨人番記者)
Aクラス入りで続投が確定するか、はたまたBクラスに沈むのか。いずれにしても、G党の憂鬱は当分、晴れることはないようだ。
※本記事は週刊アサヒ芸能10月11日号(10月2日発売)に掲載
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