スポーツ
Posted on 2018年12月13日 17:56

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「高能力マイネルサーパスが勝つ」

2018年12月13日 17:56

 阪神に舞台を移して今年で5年目になる朝日杯フューチュリティSが今週のメインだ。それまで中山で行われていたが、中山の芝のマイル戦は、おむすび形の変形コース。スタートして加速がつくところで急に折れる最初のコーナーがあるため、外枠の馬は不利を被るなど、コースロスを強いられるケースがはなはだ多かったことから、場所を阪神に替えたというわけだ。

 それはともかく、競馬開催最終週に組まれているホープフルS(中山・芝2000メートル)が同じGIに昇格されてからというもの、この阪神でのGIは、よりいっそう、2歳馬の総決算という趣が強くなった。

 それだけ優秀なマイラーが集うだけに、来春の3歳馬の一つの頂点をなすNHKマイルCを目指す馬の値踏みもできるわけだが、馬券的にも、なかなかおもしろい一戦と言っていい。

 まずはデータを見てみよう。02年に馬単が導入されてからこれまでの16年間、その馬単での万馬券は6回(馬連1回)。この間、1番人気馬が5勝(2着4回)、2番人気馬は3勝(2着2回)。1、2番人気馬のワンツーで決まったのは、3回。比較的人気サイドでの決着を見ることが多いが、さりとて、人気薄が勝ち負けするケースもままあって、一筋縄ではいかないのがこのGI、2歳戦の特徴と言っていいか。

 さて、阪神に移っての過去4回のうち3回まで、ディープインパクト産駒が勝っている。あとの1回はキングカメハメハ産駒のリオンディーズだが、その後のクラシック戦線でどうだったかは別として、それなりに大物感(将来性があるということ)があり、決め手鋭い馬が勝利をモノにしている。

 今年はどうだろう。ディープ産駒で最有力候補と見られるグランアレグリアだが、期待どおりの走りを見せてくれるのだろうか。

 目下、2戦2勝。その前走・サウジアラビアロイヤルCは、強いの一語。ほとんど追わずして2着馬に3馬身半もの差をつけての、いわば楽勝だった。

「まだまだ強くなる」とは、手綱を取ったルメール騎手の弁だが、そうであれば、ここも難なく‥‥と思いたくなるところだ。

 が、その前走は体重が18キロ増での出走。成長分もあったが、やや余裕残しの体に映って見えた。相手もそれほど強くなかったことを思うと、絶対視してはいけないのではなかろうか。4カ月ぶりの実戦だったこともあり、「2走目のポカ」もなくはないだろう。

 ということで最も期待を寄せたいのは別の馬。人気の一角ではあるが、マイネルサーパスをイチオシしてみたい。

 目下、未勝利-特別と連勝中だが、その未勝利戦は他馬の進路を妨害するほどのヨレ方。前走にしても直線入り口で、いったん先頭に躍り出ようとするとソラを使う(気を抜く)様子を見せたので、あらためて騎手が体勢を直して追い始めたほど。そのぐらいまだ競馬に集中しきれておらず、多分に気性の若さを残している。

 その未勝利で敗れたダノンチェイサーは、続く中京での特別戦を快勝。そうした比較からも、マイネルサーパスの能力がいかに高いかがわかるだろう。本質的にはホープフルSを使うべき馬だが、緩みのないペースになるマイル戦は、こうした“ヤンチャ坊主”には競馬がしやすいのも確かだろう。

 中間は順調そのもの。クラシック級の大器でもあり、大きく狙ってみたい。

 穴は、ヒラソールだ。未勝利(京都・芝1200メートル)を勝ち上がったばかりだが、その内容がよかった。いつもの気性の悪さを見せず、前の馬を壁にして折り合い、しまいは目が覚めんばかりの鋭い末脚を発揮しての勝利。この分なら、距離がマイル戦に伸びても大丈夫。

 祖母はエリザベス女王杯の勝ち馬。引き続き好調で、血統的な背景からも、一発があっていい。

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