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バースは戦力外だった!?阪神タイガース85年“劇的日本一”裏の衝撃事実

 1983年から6年間、阪神タイガースに在籍したランディ・バース氏。首位打者、本塁打王、打点王をともに85年、86年と連続して獲得、2年連続の三冠王に輝いた名スラッガーであり、こと打率においては86年にマークした「389」は日本プロ野球最高記録。34年が経った今もなお破られぬ大記録である。しかし、そんなバース氏が、実は85年のタイガースの構想からは外れていたという。

 ABCテレビのYouTubeチャンネル「虎バン阪神タイガース応援チャンネルABCテレビ公式」で、10月21日投稿回に85年から監督を務めた吉田義男氏が出演し、その驚きの過去を振り返っている。

 吉田氏いわく、82年から監督を務めていた安藤統男氏は85年も続投予定だったそうだ。安藤氏の構想として、打力は優れているが、守備に不安のあるバース氏は外れていたが、急遽監督に抜擢された吉田氏は「走る、守るは期待していない。打撃に専念して1塁を守ればいい」と球団上層部に直訴。結果、バースは残留となり、「これが大きかったと思いますね」と吉田氏は語った。もちろん、85年は1964年以来、21年ぶり7度目のリーグ優勝と、2リーグ制になって初の日本一にタイガースが輝いた年である。

 バース氏放出となっていれば、タイガースの日本一のみならず、バース氏の偉大な功績もかなわなかった可能性が高い。タイガースファンだけではなく、プロ野球ファンのためにも、吉田氏の慧眼には恐れ入る思いである。(ユーチューブライター・所ひで)

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