スポーツ

立浪和義、あの「ヘッドスライディング名場面」の“意外な真相”を動画告白

 1994年10月8日にナゴヤ球場で行われた、同率で並んだ中日と巨人のリーグ優勝を決める首位最終決戦「10.8決戦」。その試合前に、巨人の長嶋茂雄監督がナインに「勝つ!勝つ!勝つ!」と気合を入れたのは有名な話だ。

 槙原寛己氏、斎藤雅樹氏、桑田真澄氏の巨人三本柱を投入し、落合博満氏、松井秀喜氏が本塁打を放つなど、結果は「6対3」で巨人が勝利したのだが、この試合を振り返る際、名場面の1つとして映し出されるのが、8回裏中日の攻撃、立浪和義氏の一塁への気迫のヘッドスライディングである。

 内野安打を記録したものの、立浪氏は左肩を脱臼して負傷退場。結果的には追加点に結びつかず、中日は涙を飲んだのである。

 中日で活躍した元プロ野球選手の山本昌氏がMCを務める総合スポーツのYouTubeチャンネル〈スポーツライブプラス〉に立浪氏が出演(7月19日付け)し、その時のことが話題になった。

 まず、試合前の練習時から客席が満員だったのは「後にも先にあれしかない」と異様な雰囲気に包まれていたと「10.8決戦」を振り返った山本昌氏。すると、立浪氏は、「冷静になってる選手が少なかったですよね」。そして、ふだんは他の選手に一塁へのヘッドスライディングはしないよう注意を促していたという立浪氏だが、PL学園時代の先輩である手ごわい桑田氏がマウンドに上がったことも手伝って、先頭バッターで自分が塁に出ればまだ3点差も引っ繰り返せると信じて、無我夢中で及んだ行為だったと振り返った。

 ヘッドスライディングは咄嗟の判断だったというが、普通に駆け抜けても「セーフだったと思います」とスタジオの笑いも誘った立浪氏。

「10.8決戦」を中日ナイン側から耳にする機会は少なく、貴重な話が拝聴できた。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄
4
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
5
【大騒動】楽天・田中将大が投げられない!術後「容体不良説」も出た「斎藤佑樹との立場逆転」