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記事全文を読む→追悼・やしきたかじん 「ナニワの無頼王伝説」を振り返る(1)
政治から芸能ゴシップまで、毒舌でメッタ斬りにしてきた「無頼王」やしきたかじんが、64年という太く短い生涯を終えた。その生き様は、「酒・オンナ・カネ」の伝説に彩られ、最後まで己の美学を貫き通した。その類いまれな「ONE MAN」人生をあらためて振り返る。
突然の訃報が飛び込んだのは、1月7日の午後11時のことだった。“ナニワの無頼王”やしきたかじん(64)の所属事務所から、マスコミ各社に一枚のファックスが送られてきた。その文面には、
「2014年1月3日、やしきたかじんは安らかに天国へと旅立ちました」
と記されていた。この一報に、たかじんを知る関西のテレビ局関係者は一様に愕然としたという。
「昨年末の段階でも、たかじんさんは元気だったんです。一部報道にあったガンの全身転移なんてのはウソ。復帰に向けてゆっくりとリハビリしているという状態で、春にも復帰するスケジュールでスタッフも動いていたのに‥‥」
12年1月、食道ガンであることを公表し、すぐに治療に専念したたかじん。4月に内視鏡手術をして以降は、酒もタバコもやめ、レギュラー番組復帰に向けて執念を燃やしていた。
「昨年3月に一度復帰をしましたが、病み上がりの番組収録は予想以上に体力的にきつかったようです。休養前は2本録りしていたレギュラーも1本ずつ収録しましたが、身を削って番組を作るタイプの人なのでかなり消耗していた。わずか1カ月半で激ヤセし、体調不良を訴え再び休養に入ってしまいました」(番組関係者)
この頃から、“たかじん重病説”が飛び交っていたが、実際には一度落ちた体力を取り戻すべく、大阪から東京に拠点を移し、懸命の治療を続けてきたという。スポーツ紙芸能担当記者が明かす。
「ガン治療は、もっぱら都内の大学病院で行ってきたが、体調がよくなってからは、北海道とハワイの別荘でリハビリ生活を送っていた。生前、たかじんさんは自身が出演する番組のオンエアを必ずチェックしていたんですが、昨年の復帰の際に自分の顔色が悪いことに気づいて、ハワイではわざわざ日光浴をして健康的な姿で戻ってこようとしていた。また、体力作りの一環で、毎日のようにゴルフのラウンドにも出ていたようです」
そして、昨年11月には大阪ドームで開催されたポール・マッカートニーのコンサート初日にも現れ、周囲に元気な姿を見せていたのだ。
「コンサート中は終始ノリノリで、往年の大物アーティストの来日を待ち望んでいました。リズムに合わせて体を揺らしたり、拍手を送ってファンそのものでしたよ」(来場した男性客)
これが公の場で見せた最後の雄姿となった。
「正月に都内で過ごしていたたかじんさんは、食事中に気分を悪くしてそのまま倒れ、緊急搬送された。最期は夫人に看取られ、静かに息を引き取ったそうです」(民放関係者)
今春の復帰を目指していたたかじんにとっては、無念だったことだろう。
◆アサヒ芸能1/14発売(1/23号)より
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