スポーツ

キム・ヨナ 「拒食症」疑惑で深刻な肉体崩壊の危機(3)

20140220d

 五輪担当記者が明かす。

「ヨナは腰痛の持病を持っており、06─07シーズンは、それが原因で欠場したこともありました。08─09シーズンで克服したとされていたのですが、最近、再発したのです。スピンなど回転運動は腰痛に悪影響を与えます。彼女がビールマンスピンを13年以降封印し、レベルが1つ下のスピンをしているのが、腰痛が深刻なことの証拠です」

 ビールマンスピンは、足を頭上に上げてスケート靴のブレードをキャッチし、全身を涙滴形にして行うスピンである。腰への負担を減らすために、彼女が体重を落とさざるをえなかった可能性は高い。しかし、アスリートにとって脂肪は相反する機能を持っている。

「私は専門ではありませんが、フィギュアを見ていると滑る部分では相当な有酸素運動が要求され、無酸素でジャンプなどをすることが繰り返されています。減量はスタミナを奪い、有酸素的な持久力がガクンと落ちるのです」(富家氏)

 脂肪とはオモリであるから、渡部氏が指摘したように、ジャンプ時に、着地した衝撃は強くなる。一方で、脂肪はエネルギーの貯蔵庫でもある。人間の体は、脂肪がなくなると筋肉をエネルギー源とする。したがって、現在のアスリートは体脂肪をコントロールすることが絶対条件なのだ。なぜなら、筋肉量の低下が故障につながっていくからだ。

「筋肉量が落ちると筋力も落ちます。そうなると、ケガをしがちになったり、古傷を痛めたりする可能性はあります。しぼりにしぼった体は衝撃に弱いのです」(前出・富家氏)

 腰ばかりでなく、キム・ヨナは小学校時代に靭じん帯たいを痛めている。減量によって、関節周囲の筋力が衰えれば、古傷を再発する危険性もあるのだ。渡部氏はこう語る。

「フィギュアの選手は皆どこかに故障を抱えています。金メダルはケガがない選手が獲れるのであって、その日コンディションをベストに持っていくことによって、表彰台の真ん中に立てるのです」

 浅田が開催地ソチに向けて飛び立ったその前日、キム・ヨナの元コーチであるオーサー氏はこんな意味深なコメントを寄せている。

「キム・ヨナは手ごわい。スケートもうまくなった印象だ。ただ、今回は真央の番だと思うよ」

 本番直前のキム・ヨナには暗雲が垂れこめている。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身