スポーツ

江川卓、73年センバツで準決勝敗退より心残りは“最多奪三振記録の伸び”!?

 雨天により延期となり、予定日の翌日の3月19日に阪神甲子園球場で開幕となった、第94回選抜高校野球大会(センバツ)。初日に組まれた3試合中、2試合目の〈和歌山東(和歌山県)-倉敷工業(岡山県)〉、3試合目〈クラーク記念国際(北海道)-九州国際大学付属(福岡県)〉の2試合が延長で決着を迎えるといった熱い展開となった(勝利は、和歌山東、九州国際大学附属)。

 そんなセンバツに、作新学院(栃木県)所属で初出場した今から49年前の1973年大会の思い出を振り返ったのは、元巨人の江川卓氏だ。自身のYouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉でのこと(3月19日付け投稿回)。

 3月27日、第1日目の第1試合、地元大阪府の強豪高校で、強打者揃いの北陽高校相手に19奪三振を奪い、完封勝利を遂げた江川氏。2回戦の小倉南(福岡県)、準々決勝の今治西(愛媛県)と順調に白星を重ね、準決勝では、後に広島東洋カープ入団を果たした、達川光男氏を擁する広島商業(広島県)相手に、不運も重なり黒星を喫した。

 センバツに出場することが目標だった江川氏にとって、敗戦はそれほどショックではなかったようなのだが、実は、この大会で樹立した奪三振「60」は今も破られぬセンバツ最多記録となっている。そして実際、江川氏が当時抱き、今も気持ちの中に残っているのは、こんな思いだったという。

「決勝まで行ってたら、(奪三振)『75』はいってたと思うだけ。『75』だとちょっと破られないので、それ(その思い)が一番強いんですよ。60奪三振記録はまだ(最多記録として)残ってるんですけど…」

 今後、この江川氏の偉大な記録を打ち破る高校球児は現れるだろうか?そのあたりも注目して観てみると、今年のセンバツはさらに楽しいものになるかもしれない。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
楽天・田中将大に「不可解な動き」次回登板のメドなしで「無期限2軍」の不穏
2
水原一平が訴追されて大谷翔平の「次なる問題」は真美子夫人の「語学力アップ」
3
「すごく迷惑ですね」沖縄せんべろ居酒屋店員が嘆く「招かれざる客」のやりたい放題【2024年3月BEST】
4
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」【2024年3月BEST】
5
訪米の岸田首相を招いた晩餐会で「なぜか黒ネクタイ姿」バイデン大統領の「笑えない話」