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記事全文を読む→増田惠子「デビュー当時の寄宿舎は呪いの館」
テリー 当時、「ケイちゃん派」と「ミーちゃん派」がいたでしょう。例えば今のAKB48とかだったらさ、人数が多いからそんなに気にならないかもしれないけど、ピンク・レディーは2人じゃない。それはどう思ってた?
増田 あんまり意識してなかったですね。昔ってコールがあったじゃないですか。親衛隊の人たちの中では「ケイちゃんのほうが年上だから、『ケイちゃん、ミーちゃん、ピンク・レディー』って、ケイちゃんの名前を先に呼ぼう」って決まってたらしいんだけど。
テリー へぇ~(笑)。
増田 でも、そういうコールも私は「ミーちゃん」しか聞こえなかったし、ミーも「ケイちゃんしか聞こえない」って言ってたから、「誰がどっち派でもいいよね」みたいな感じだったと思う。
テリー 別にライバル心とかはなかった?
増田 うん。でも、たぶん私が思うに、小さな子たちにはミーのファンが多くて、私はちょっと大人の男性が多かった気はしました。
テリー それは髪型もあったよね。よく踊りながら髪をかき上げてたでしょう。あれがちょっと男心をそそるんだよ。
増田 昔はワイヤレスマイクじゃなくて、ワイヤードだったから。土居先生はそれも考えて振りを付けてくれてたんですけど、私は立ち位置的に特にコードさばきをしないと踊れなかったんですよ。それで歌って踊りながらコードさばきをしてると髪が落ちてくるから、かき上げると、なんかクネクネ踊ってるように見えたんじゃないかな。
テリー ファンからするとそれが魅力的だったんだけどね。ちょっとかったるいというか、不良っぽい感じがして。
増田 全然不良じゃなかったですけどね。
テリー でも当時はホテル住まいで、やりたい放題だったんでしょう?
増田 全然! 最初は相馬さんの実家が寄宿舎みたいになってて、相馬さんのお母様が寮母さんだったんですよね。上京してからそこに1年半ぐらい、私が腹膜炎で入院するまで住んでたんですよ。私たちはそこを“呪いの館”って呼んでたんですけど。
テリー 呪いの館(笑)。
増田 それで退院する時に「あそこには帰りたくない。なぜなら‥‥」っていう話をしたら、「そんなこと早く言え!」って怒られて。「じゃあ、退院したらヒルトンホテル(現在のザ・キャピトルホテル東急)に宿を変えよう」って相馬さんが言ってくれて、それから2年ぐらいはそこに住んでました。
テリー ホテル住まいはどうだったの?
増田 快適ですよ。だってお風呂に入れるもん。呪いの館にいたら、お湯を出せないんですよ。
テリー なんで?
増田 ボイラーがうるさく回るから、お水しか使えないの。
テリー そうなんだ(笑)。そういえば、パンツなんか50分しか寝る時間なくて、自分で洗う暇なんかなかったでしょう。ちゃんと替えてた?
増田 汗かくんだから替えてましたよ! そんなこと聞く人いないから、考えたこともなかったけど。
テリー でしょう? だから疲れて帰ってきて、穿いたまま寝ちゃって、そのまま次の日、出かけて行ったんだよ。
増田 若い男の子じゃないんだから、それはないです(笑)。ただ、キャピトル東急に移ってからは、備え付けの引き出しにショーツを並べた記憶があるんですよね。だから、いっぱい持ってたのかもしれないですね。
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