スポーツ
Posted on 2014年04月22日 09:57

福永祐一 武豊になれなかった“4大失態レース”(2)剛腕タイプの騎手に追い負け

2014年04月22日 09:57

「キングヘイローの呪い」が解けないままキャリアを重ねていった福永は、それでも常にリーディング上位を確保。昨年は131勝で全国リーディングのトップに輝いた。しかし、人気、メディア露出、知名度、発言、存在感、話題性、実力評価‥‥そのどれを取っても武には遠く及ばず。「武豊になれなかった男」に甘んじてきたのである。競馬解説者が言う。

「武と福永の一番の違いはセンスだと思いますよ。レースを見ながら『そこで外に持ち出せ』という時に動かなかったり、『斜め前にいる馬がだんだん下がってくるぞ』という場面で、なぜかその位置にいたりする。ちょっとしたポジション取りのミスで順位を落としてしまいます。武の場合は『そこにいちゃまずいんじゃないの』というのはほとんどないですもん。結局、『福永すげぇ!』というレースがないんですよ」

 スポーツライターの相沢光一氏もこう評するのだ。

「横山典のような思い切った騎乗はしません。腕で勝ったというレースはほとんどないと思います。一方で、誰をもそこそこ納得させられる騎乗をする。スタートのセンスはいいから、例えば追い込み馬を中段につければ、最善を尽くしているように見えますよね。『あの位置から末脚を爆発させたらすごいことになる』と思わせるでしょう。でも、そうはならない。いい位置につけ、とりあえずミスしていないと思わせる乗り方だというだけで、勝負師的なものが欠けているわけです。強引な乗り方をしない、つまり馬を壊さない。これは馬主にとっては一つのメリットですが、だから素人ウケはするけど、玄人ウケはしないんです」

 腕ではなく、単純に馬が好調だから勝った──。必然的に、岩田康誠、戸崎圭太、川田将雅といった、時には力ずく、腕っぷしで馬を持っていく剛腕タイプの騎手には追い負けし、ここ一番の一発勝負には弱いと言われるゆえんである。

 12年、福永は立て続けに大失態を演出し、評価を下げた。まず、1番人気ワールドエースで臨んだ5月27日の日本ダービーである。トラックマンが解説する。

「ペース自体は速くなかったのですが、結局、ワールドエースより前にいた3頭で3着までを占められ、ワールドエースは外を回し、足を余して負けました。そこで内を突くとか3、4コーナーで上がっていくとか、勝負がかったことができないままでしたね」

 他の馬に比べて勝てるチャンスが多かった素質馬で凡走、支持したファンをも落胆させたのだ。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月02日 18:00

    三陸沖で再び地震が発生し、富士山噴火を危惧する特番が組まれ、高市政権は武器輸出を解禁─この不穏な流れは何かの兆しなのか?いち早く察知したのは「Mr.都市伝説」関暁夫氏だ。30年以上前に作られたカードが、驚愕の未来を暗示しているという。いった...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月03日 18:00

    世界の大谷翔平の背中を追う「後継者」が、同じ米国で静かに存在感を強めようとしている。日本を経由せずに米大学で名を馳せて、即メジャー入団を夢見る怪物のことだ。ところが今、その進路を巡って“別シナリオ”が確定的と言われているのだ。は...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク