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森の流出を許してしまった西武は、もう1人のFAの目玉である日本ハム・近藤健介(29)獲得を至上命題に掲げている。
「渡辺久信GM(57)がオーナーに資金面での協力を約束させるほどですからね。今季途中で広島に加入した秋山翔吾(34)の獲得に乗り出した球団の中で、西武だけが1億円未満の“渋ちん”提示額だったといいます。同じ轍を踏まないためにも、今回の交渉では、いの一番で6年30億円を提示したソフトバンクに引けを取らない、6年24億円レベルの誠意を見せているようです。近藤の希望は基本的に関東で、使い捨てのソフトにはない“指導者手形”込みで西武が優勢に立っている」(球界関係者)
加えて、西武の人的アドバンテージも魅力に感じているようだ。
「子供の頃から心酔し、尊敬してやまない松井稼頭央監督(47)がいますからね。18年に仲のいい栗山巧(39)が食事会を開いて引き合わせて以来、折に触れて親交も深めてきた。19年シーズンの打撃タイトルは西武が総ナメでしたが、他球団で近藤だけが最高出塁率を受賞。この時の表彰式の場でも『西武の一員になったみたいでうれしいです』と偽らざる本音を放っていました。FAで惨敗を続けてきた西武がようやく一矢報いそうです」(球界関係者)
どこか“星野イズム”を思わせるトレード攻勢を続けているのが中日だ。楽天から涌井秀章(36)、横浜から砂田毅樹(27)を獲得。驚くべきは、それぞれに阿部寿樹(32)、京田陽太(28)を差し出したことだろう。
「2つの放出はそれぞれ意味合いが異なる。まず、伊東勤元ヘッド(60)の時代から触手を伸ばしていた涌井獲得のために泣く泣く出されたのが阿部。対して、京田の場合は放出ありきで交換相手を探していました」(スポーツ紙デスク)
選手会長の立場ながら、試合中に“強制帰宅”させられた立浪和義監督(53)との折り合いが悪すぎた。
「完全にチームの雰囲気を害する存在でした。ベンチでもふてくされた態度が目に余りました。最初こそ、横浜の戸柱恭孝(32)とのトレードでまとまりかけましたが、同じく捕手の嶺井博希(31)が横浜からソフトバンクにFA移籍することで一度は破談に。金銭トレードも視野に入れて仕切り直した末に、中継ぎ左腕の獲得に至ったわけです」(スポーツ紙デスク)
逆にFA選手の流出を免れたのが阪神だ。
「西勇輝(32)と岩崎優(31)は危なげなく残留を決めましたが、岩貞祐太(31)だけは別でした。シーズン中から、出身の横浜商科大学元監督で“神奈川のドン”と呼ばれる佐々木正雄氏のもとに、巨人や横浜のプロスカウトが足を運んで探りを入れていました。そんな水面下の動きにビビッて、阪神は3年総額3億円という破格の条件を提示。推定4500万円から倍以上のアップに、球団内からは『外野の動きに惑わされすぎやん』と嘲笑の声も上がっています」(球界関係者)
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