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高年俸化は、93年オフに導入されたフリーエージェント(FA)制度の影響も大きいでしょう。主力選手がFA宣言すると他球団との争奪戦になりますから、当然、年俸はつり上がっていきます。また、年俸だけでなく、複数年契約という保証も獲得条件に加わってきます。最近は流出を阻止するため、FA取得の前年から大型の複数年契約を結ぶケースも増えてきました。
例えば3年契約を結んだ場合、1年目、2年目は遊んでいても給料は下がらないのです。手を抜くことはないと思いますが、無意識に安全運転を心がけ、ブレーキを踏むことが増えます。ですから、今の野球は1年1年の勝負という感覚が薄れています。私たちの時代は1打席1打席の積み重ねが1年で、その積み重ねが10年でした。今の時代は3年ぐらいの長いスパンで自分の成績を考えているのではないでしょうか。
また、ベテランの選手たちが過ごしやすい環境を作っているのが、野球協約の第173条です。「球団または選手は、毎年12月1日から翌年1月31日までの期間においては、いかなる野球試合または合同練習あるいは野球指導も行うことはできない。ただし、コミッショナーが特に許可した場合はこの限りではない。なお、選手が球団の命令に基づかず自由意思によって基礎練習を行うことを妨げない」と明記されています。私たちの時代から選手会が求めて作ったルールですが、全ての選手を対象とするのは不条理と言わざるをえません。
このルールの下で高給取りの選手たちは、ぬくぬくとオフを過ごせるのです。体のケアをするにしても、個人トレーナーを雇う余裕もあります。コーチに指示されなくても、効率的な練習のしかたもわかっています。一方で二軍の2年目、3年目の、基礎さえ身についていない若い選手たちは、課題を克服するための練習方法がわからないのです。本来ならレギュラーとの差を縮めないといけない2カ月間で、逆に差が開いてしまうのです。
もし、沖縄などに各球団の若い選手を集結させて、11月半ばから12月20日ぐらいまでウインターリーグの開催が可能になれば、選手は間違いなく成長します。メジャー予備軍は、ドミニカやプエルトリコなどカリブ海でのウインターリーグで一年中野球を続けています。試合の中で反省点を見つけ、克服していくのがレベルアップの一番の近道なのです。
ベテラン組が頑張るのは確かにすばらしいことですが、ギラギラした若手とアクセル全開の高いレベルで競い合ってこそ、お金を取れるプロ野球と言えるのではないでしょうか。球界全体でもう一度、協約の改正を真剣に考える必要があります。
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