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記事全文を読む→サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ペイシャオブローが人気勢一蹴!」
今年から舞台を阪神に移して行われる2歳王者決定戦「朝日杯フューチュリティS」。アクティブミノルとコンビを組む武豊騎手が制すれば「JRAGI完全制覇」となるが、有力馬も数多く、馬券的には難解な一戦だ。
中山で行われていた朝日杯FSは、今年から阪神に舞台を移すことになった。
中山でのマイル戦は、スタートを切って加速がつくところで急に折れる最初のコーナーがある。そのため、多頭数になればなるほど外枠の馬は他馬にハジかれたりしてコースロスを被りやすく、内めの枠を引いた馬が有利とされている。
そんなトリッキーなコース形態だけに、競馬の公正性に問題ありとして有利、不利が小さい阪神での施行となったわけだ。
ともあれ今回の顔ぶれを見てみよう。
29頭のエントリーがあり、1勝馬(500万条件)はもとより、2勝馬(900万条件)もふるい(1頭除外)にかけられるありさま。それだけ力量豊かな馬がそろったということだろうか。
新設重賞いちょうSを勝ったクラリティスカイ、目下3連勝中のコスモナインボール、京王杯2歳S勝ちのセカンドテーブル、デイリー杯2歳Sの覇者タガノエスプレッソ、札幌2歳S勝ち後、満を持しての挑戦となるブライトエンブレム、そしてネオルミエールといったところが人気を分け合うことになると思うが、ダノンプラチナ以下、抽選組の900万条件にも有力どころは少なくない。
ということで実に難解な一戦と言っていいだろう。有力どころ多しとはいえ、絶対視できるような馬が不在とあっては、まさに我ら穴党の出番である。
まずは過去のデータを簡単に見てみよう。
02年に馬単が導入されて以降、その馬単で万馬券になったのは4回。また、00年以降、1番人気馬が勝ったのは3回(2着4回)、2番人気のそれは4回(2着2回)。特に荒れてはいないが、かといって人気どころに全幅の信頼を寄せていいかとなると、うなずくわけにはいかないのが、このGI戦の特徴のようだ。
今回は、こうしたことからも有力馬同士で決まるとは思いがたい。穴党としてイチオシしたいのは、ペイシャオブローだ。
この馬はすでに3勝。前走の福島2歳Sは、レコードで勝ち上がっている。それなのに評価はイマイチ。というのも、ムラッ気があるのか、いつ走るのかわからないところがあり、また3勝中2勝が6ハロン戦とあって、短距離馬と見られているからだ。
しかし、そうであればしめたものだ。
札幌で未勝利戦を勝ち上がったのが1800メートル戦。しかも2着馬を寄せつけぬ楽勝だった。その後のコスモス賞(同距離)で6着と期待を裏切ったことから、短い距離に路線を変更させたが、これらは恐らく気性面の問題で、本質的に距離への対応力は十分備えているはずなのだ。
実際、ペイシャオブローの父は英セントレジャー(菊花賞に相当)勝ち馬で、マイルから長距離まで距離に融通性があった。それでいて母の父は、菊花賞勝ちのダンスインザダーク。マイル戦は、むしろ歓迎と言っていいはずなのだ。さらに言えば、ダイナコスモス(皐月賞)など、近親、一族に活躍馬がズラリと居並ぶ良血。ここでも断じてヒケは取らないと見た。
「体重減りもなく、いたって順調。落ち着きが出てきたのも好材料。この分なら持てる力は出し切れると思う」
菅原調教師はじめ厩舎スタッフは、こう状態のよさを強調している。よほどの道悪にならないかぎり、大きく狙ってみたい。
混戦である以上、連下は手広く。いずれにせよ、簡単には決まらないと見ている。
◆アサヒ芸能12/16発売(12/25号)より
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