スポーツ

春のGIシーズン前にチェック!人気を裏切る「危険な騎手」を列挙!(2)対照的に評価を上げているのは…

20150226zaa

 マズイのは当日の騎乗ぶりだけではない。直前のテレビ番組で距離を心配する発言をしたのだ。兜氏は怒りを込めて言う。

「ジャスタウェイが凱旋門賞(仏GI・14年10月、8着)のゴール後、元気いっぱいに先着馬を追い抜いていったことをどう思っていたのか。あれはまだ馬に余力があった証拠。あの姿を見るかぎり、コーナーを6つ回る中山で距離不安などあるわけがない。これは有馬記念を勝った経験があるアンカツもレース前に言っていました。結局、馬を信頼していないから、あんな競馬になったんです。福永は口では『エピファネイアやジャスタウェイは僕がいちばんよくわかっている』と言いますが、疑わしい。負けたレースから学ぶ姿勢がない騎手。だから年明けに同じ過ちを犯すのです」

 今年1月11日のシンザン記念(GIII)。3番人気のナヴィオンに騎乗した福永は好スタートを決めたにもかかわらず、またしても最後方まで馬を下げてしまう。4コーナーではまだラスト。直線で中をついて迫ったが、結局、届かず3着止まりで、狙っていたクラシック出走の権利は取れなかった。有馬記念の悪夢再来に、またしても競馬ファンから怒りの声が続出したのである。

 対照的に、前走の失敗(後ろから行って前詰まりにあう)を反省、早めに動いてシンザン記念を制したのがグァンチャーレ騎乗の武豊(45)。最後こそいっぱいになってハナ差まで迫られたが、積極的な騎乗ぶりが功を奏した。武は今年、芝でもダートでも前々での勝負姿勢が目立ち、現在の好成績(2月13日現在、11勝で第7位)につながっている。復活の兆し大で、このままいけば5年ぶりの年間100勝も確実だろう。

 対福永という観点で、武と同じく復活が期待できる騎手が内田博幸(44)だ。1月19日の京都牝馬ステークス(GIII)を9番人気のケイアイエレガントで逃げ切り勝ちしたレースでは、久々に豪腕の真骨頂を見せた。勝利をもたらしたのは何といっても、追いだしてからの力強さ。勝負に賭ける執念が伝わってきたのだ。

 その翌日の中山がまた凄かった。6、8、9レースのダート戦で9、7、6番人気馬で2、3、2着の大暴れ。ビッグな配当を提供したのだった。レースぶりも先行あり、差しありと自在。ケガを数回経験して以降、内を思い切ってつけなくなっていたが、9レースのキングブレイクではそれもやって2着に食い込んでいる。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身