スポーツ

春のGIシーズン前にチェック!人気を裏切る「危険な騎手」を列挙!(3)要注意騎手はまだまだいる

20150226bb

 さて、福永の騎乗ぶりは概して消極的。思い切った乗り方をしない。追いだしてからのパンチにも欠ける。その証拠に、前めで決まることの多いダートでの連対率(14年・2割7分8厘)は芝のそれ(14年・3割2分8厘)に比べ、ガクンと落ちる。1月18日、京都12レースのフミノファルコンのように、単勝1倍台の人気を集めながら5着に敗れたのが最近の例だ。

 エージェントの力もあって毎年好成績を収めているにもかかわらず、意外に信用がおけない。それが福永だと言えよう。

 福永ほどではないが、ここぞという場面で馬券を買うのを躊躇する騎手もいる。まずは東から、23年間続けてきた年間50勝記録が昨年とだえてしまった田中勝春(43)の騎乗をチェックしてみよう。ベテランのトラックマンが嘆息する。

「最近は、年間100勝以上していたことが信じられないほど追ってからの迫力がなく、惜しくも届かずというレースが増えてきた。社台グループがクラシック出走を夢みているエミネスクで小差の4着を繰り返しているのが、そのいい例でしょう。2番人気に推された1月24日の若竹賞(500万下)などは相手との関係からしても勝っていいレースでしたが、取りこぼした。こう連続して勝利を逃すと、乗り替わりがあるかもしれません」

 事実、みずから競馬を教え込んでオープン入りを果たしたトロワボヌールも、昨年12月3日の交流重賞、クイーン賞(GIII)を前に、戸崎圭太(34)に乗り替わられてしまった。結果は1着。残念ながら競馬ファンだけでなく、競馬関係者からも信頼を失いかけているのが現状なのだ。

 08年に新人最多勝記録を更新した三浦皇成(25)も、今やあまりアテにはできない。「河野通文厩舎に所属していた08~09年時代がいちばん勢いがあった」と評価を下げているのだ。

 その原因の一つに、単勝回収率の低さがある。14年は68.63%で、関東リーディング9位。写真判定になった15回のレースで4回しか勝てなかったように、腕力自慢のわりには勝負弱い。

「昨年のGIでハナ差負けが2回あるんです。NHKマイルカップのタガノブルグと、安田記念のグランプリボス。17番人気馬と16番人気馬だからよく走らせたと言っていいんですが、なぜかゴール前では相手のハナが出ている。この勝負運のなさ、単勝で勝負できない騎手は買いづらいですよね。エアハリファに騎乗した2月1日の根岸ステークス(GIII)では1番人気に応えて勝ちましたが、角居勝彦調教師は、中団まで馬を下げた騎乗ぶりをほめてはいなかった。あれは馬の力で勝ったようなもの。次のフェブラリーステークス(GI・2月22日)で結果を出さないかぎり、ファンも信用しないでしょう」(スポーツ紙・レース部デスク)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
4
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか
5
【鉄道】新型車両導入に「嫌な予感しかしない」東武野田線が冷遇される「不穏な未来」