スポーツ
Posted on 2024年12月16日 05:58

【大相撲初場所】「てっぽう1日1000回」の尊富士が同学年のライバル「豊昇龍と大の里」を連続撃破する

2024年12月16日 05:58

 大相撲九州場所で10勝5敗とまずまずの成績を挙げた尊富士は、年明けの春場所に向けて、

「そんなに満足していない。勝ち越しても10勝しても変わらないです。早く三役に上がりたい」

 と語っている。相撲ライターが言う。

「尊富士が春場所で110年ぶりの新入幕優勝を飾った際、千秋楽はケガ悪化を覚悟の上で豪ノ山戦に強行出場しています。その後の尊富士を見る限り、師匠の伊勢ケ浜親方から入門当時によく言われていた『1日1000回のてっぽう』を実行に移していますね」

 てっぽうは四股やすり足とともに重要な基礎運動で、

「3つとも大事だが、どれかを重点的にやれば、相撲勘を養える」

 と尊富士は語る。相撲ライターが続ける。

「初場所は幕内9、10枚目といったところでしょう。三役、大関、横綱と当たるのは終盤です。好調なら大の里、琴桜、豊昇龍といった面々といきなり対戦することも考えられる」

 豊昇龍と対戦したのは、優勝した春場所だった。立ち合ってすぐに左上手を取られそうになるが、それを阻止。差された右腕を抱えられて左に回転しながら、小手に振られる。すると尊富士の体は宙に浮き、土俵下へ落ちていったのだ。

 尊富士、豊昇龍、大の里の3人は同学年の24歳。

「お互い、ライバル意識はすごいですよ。尊富士には110年ぶりの記録、大の里には初土俵から所要9場所で大関昇進を果たした記録がある。そして豊昇龍には、無敵のモンゴル人横綱(朝青龍)の甥っ子という自負がある」(前出・相撲ライター)

 いずれもすごいが、尊富士が同じ相手に続けて不覚を取るとは考えにくい。つまり豊昇龍、大の里を立て続けに撃破することも考えられるのだ。

(蓮見茂)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク