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年明け興行「ファン離れ加速」の新日本プロレスが「暗黒時代に再突入」大ピンチ

 新日本プロレスが年明けに年間最大興行を開催。1月4日に「WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム」、5日に「WRESTLE DYNASTY」が行われ、2022年以来3年ぶりの東京ドーム2連戦となった。

 試合内容には満足するファンが多かったものの、観客動員数はイマイチだったようで…。

「1・4(イチテンヨン)は昨年より3315人減の2万4107人でした。スタンド席には空席が目立ち、閉鎖した方がよかったという声が聞かれるほど。チケットの高騰もファン離れに拍車をかけて、厳しい現実をつきつけられた印象が強かったですね」(スポーツ紙記者)

 特に今年の1・4は、メインイベントとなるIWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.の挑戦者に海野翔太が名乗りを上げてから「異変」が見られた。スポーツ紙記者が続ける。

「海野はファンが納得するほどの実績を残している選手ではないので、挑戦者には時期尚早と受け止められたんでしょう。そもそも海野はどこの会場でも、登場するたびに野次が飛び交う選手。そうしたタイプであっても、かつての内藤哲也のように、大ブーイングを浴びながら試合内容と結果でファンを黙らせ、スターに化ける選手もいます。海野にも1・4で大化けことが期待されましたが、セイバードライバーからの片エビ固めで3カウントを奪われ、その期待に応えることができませんでしたね」

 新日本プロレスとしては「新世代」の海野に今後を託したものの、メインイベントのカードの弱さが、観客数の伸び悩みにつながったようだ。

「10年以上前は棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカ、AJスタイルズなど人材豊富で、誰がメインイベントを飾っても不思議ではありませんでした。しかし今の新日は正直言って選手層が薄く、主役不在の苦しい状況にある。元日に日本武道館で行われた『ABEMA presents NOAH〝THE NEW YEAR″2025』の方が面白かったと話題になるほどです。新日はファン離れのみならず、水面下では主力選手の移籍話が浮上している。このまま負のスパイラルが続くようなら、2000年代の暗黒時代に再び突入するのでは、と危惧されています」(プロレス関係者)

 1月5日にはDDT、AEWの2団体に所属しているKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)が新日本プロレスにも所属することが電撃発表されたばかり。もはや「外様」に頼るしか、この苦境を脱する方法はないというのか。

(海原牧人)

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