スポーツ
Posted on 2025年03月21日 09:59

暴走王・小川直也が「凍りついた」130キロの巨漢を普通に背負い投げした柔道家の戦慄

2025年03月21日 09:59

 バルセロナ五輪(1992年)柔道95キロ超級で銀メダルを獲得、のちにプロレスに転向して「暴走王」の異名を取った小川直也氏が、自身を凍りつかせた人物の存在を明かした。

 それはバルセロナ五輪で金メダル、アトランタ五輪で銀メダルを獲得した柔道家の古賀稔彦氏。八王子高校入学後に柔道を始めた小川氏にとって、中学時代から活躍していた世田谷学園高校の古賀氏の柔道はセンセーショナルだった。

 野球解説者・大久保博元氏のYouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」に出演した小川氏が振り返る。

「当時、地元で130キロぐらいの、無敵の先輩がいたんですよ。団体戦って、体重無差別なんですよ。組み合わせで古賀とその先輩が当たったんです。『こいつ、どうせやられるだろうな、1年生だし。先輩は3年生だし、強いだろうな』って見てたら、(古賀氏が)背負い投げで普通に投げるんですよ。凍りました」

 その先輩は、小川氏とは別の高校の選手。当時、他校でも「恐い、怒る監督。あの高校に行かなくてよかったな~」と評判の柔道部の先生が、小兵の古賀氏に負けた130キロの選手には何も言わなかったそうで、

「ぶっ飛ばされるんだろうなって思ってたら、しょうがないって顔しているんです。それに驚きました」

 そんな小川氏と古賀氏が階級の壁を超えて対戦したのは、体重無差別で争う「全日本柔道選手権」(1990年4月29日)。決勝にコマを進めた古賀氏は、連覇がかかっていた小川氏に足車の一本で仕留められたが、「最軽量ファイナリスト」の記録は今も破られていない。

 古賀氏が2021年3月24日にガンで世を去ってから、4年が経つ…。

(所ひで/ユーチューブライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク