芸能

ドッキリ企画でホントにコンビ改名「インディアンス⇒ちょんまげラーメン」で「くりぃむしちゅー」みたいにバカ売れするか

 2010年に結成した、田渕章裕ときむのお笑いコンビ「インディアンス」が「ちょんまげラーメン」に改名したとのニュースを知り、「ナニそれ?」と興味を持った。

 田渕に関しては小ボケを重ねていくタイプであったり、衣装が白シャツであることから、なんとなく個人的に「小型版ザキヤマ(アンタッチャブル・山崎弘也)」と思っていた。きむに関しては「アメトーーク!」(テレビ朝日系)での同業者からのタレコミの数々を聞いて、「性格が悪い」という印象しかない。

 M-1の2019年、2020年、2021年の大会で、計3回のファイナリストとなるも、その後は決勝戦にまで届かず。今年、結成15年ということで、ラストイヤーとなる。

 そんなこともあっての「決意の改名」かと思ったら、実は「水曜日のダウンタウン」(TBS系)のドッキリ企画がきっかけだった。

「『インディアン』という言葉が『ネイティブアメリカン』への差別を連想するので、改名を要求する」という抗議が届いたことをマネージャーから伝えられたインディアンスの2人。その後、それっぽい団体を装った仕掛け人たちが、事務所の受付や劇場の客席に現れ、真実味を持たせると、いよいよ実際に改名の打ち合せをすることに。

 団体(架空の)側から「振り上げた拳を花束に」や「宇宙船地球号」(フラーが提唱した概念か、はたまたLAZYのアルバムタイトル!)などといった新コンビ名を提案されて戸惑う田渕と、なぜかちょっと乗り気のきむ。改名の最終決定日とされた5日後に、実はこれがドッキリだったと明かされる。

 …という内容だったのだが、ネタばらしをされはしたものの、

「変えよっか、みたいな雰囲気になってたんで。心機一転じゃないですけど、コンビ名を変えるきっかけなんて、あんまりないじゃないですか」

 田渕はそんなことを言い出すと、きむもこれに呼応して、

「ホンマにちょっと逃げてきてはいたんで」

 なんと、これをいい機会と捉えて、本当に改名することになったのだった。

 その後、スタジオに2人が登場。京都の稲荷神社、AI、本物のネイティブアメリカンのシャーマン、大悟(千鳥)らの改名案を含めた中から、彼ら新コンビ名と決めたのは、自分達で考えていた「ちょんまげラーメン」だった。

 それこそ過去に「新ウンナンの気分は上々。」(TBS系)の企画で「バカルディ」が「さまぁ~ず」に、「海砂利水魚」が「くりぃむしちゅー」に改名するとその後、どちらも大きく飛躍。それぞれがいくつもの冠番組を持つまでなったのは、周知の事実だ。「ちょんまげラーメン」もこれを機に大化けして、M-1優勝なんてことになるかもしれない。

 ただ、さまぁ~ずとくりぃむしちゅーの改名は、あくまで罰ゲームによる「嫌々」な雰囲気であったが、今回のインディアンスは、きっかけはドッキリとはいえ、意外と乗り気&前向き。「ちくしょー」という思いと「いい機会だから」という思いの違いでは、今後の展開が変わってくるかもしれない。

 それにしても、急に「ちょんまげラーメンになりました」と言われても、馴染むまでには時間がかかる。ちょんまげラーメン(旧インディアンス)とW表記になるのだろうか。

 それにしても「ちょんまげラーメン」って出オチみたいなコンビ名で、とても売れるとは思えないような…。

(堀江南/テレビソムリエ)

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