9月に入り、スーパーの鮮魚コーナーや赤ちょうちんの店先に「新サンマ」の文字が並び始め、秋の味覚への期待が高まる季節となった。だが近年は地球温暖化や海水温の上昇などにより、記録的な不漁が常態化。かつての庶民の魚はすっかり「高嶺の花」と化しつつ...
記事全文を読む→原田龍二「誰がなんと言おうと霊はいる!」〈今週の龍言〉妻の「何食べたい?」に「何でもいい」は最大級のNGワード
今回は食へのこだわりについてお話ししようと思います。僕は俳優の中でも指折りの「グルメじゃない側」「こだわってない側」の人間だと思いますね。
「何を食べたいですか?」
などと聞かれて、ハッキリと答えたことなんてほとんどないです。答えたとしてもラーメンとか𠮷𠮷𠮷𠮷か、本当に普段食べているようなものしか思い浮かびませんね。カミさんに、
「何食べたい?」
と聞かれて、
「何でもいい~」
と即答して、よく怒られます。「誰でもよかった」というのは連続通り魔が捕まった時に反感を買う常套句ですが、「何でもいい」も夫婦間において反感を買う最大級のNGワードだと思いますね。作る側としては毎日のメニューを考えるのは一番の難所ですから、決めてほしいから僕に質問してるわけです。
それでも、
「何でもいい」
というのが僕の本音。魚なのか肉なのか。ごはんなのか麵なのか。和食なのか中華なのかイタリアンなのか。作る側のことを考えたら「何でもいい」と言うのは範囲が広すぎます。
でも、聞かれた側としては「君が作ったものなんだから何でも食べるよ」という意味の「何でもいい」なんですけどね。
僕がそこで「ウナギが食べたい」と言っても、カミさんは、生きてるウナギを割くことはできないわけじゃないですか。そしたら「ウナギを食べに行こう」になりますね?
しかも、僕は冷蔵庫にある食材のすべてを把握していません。食品の在庫を片っ端から僕の出先のスマホに送ってもらって、僕がチェックしたのちに、
「じゃあ餃子!」
とか、そんなやりとりしないわけだから。何でもいいよってことになってしまう。カミさんが考えた夕食のメニュー候補が3つぐらいあって、この中から選べ、というなら喜んで選びますけど。
僕がこういった屁理屈をこねると、カミさんは呆れ顔。実は作る側からすると、食べたいものの要望は“買い物に行く前”に聞いているので、「今、冷蔵庫に何があるのか」はあんまり関係ないんですよ。まあ、これって夫婦間の「食事メニューあるある」なんでしょうけどね。
僕は生き方にこだわってる分、他のこと、特に食べ物に関してはこだわってない気がしますね。例えば、地方のイベントに呼ばれて食事の席になった場合、何を食べるかはマネージャーが決めます。
決める際に僕に了解なんか取りません。例えばその時にマネージャーが焼き鳥を食べたかったら焼き鳥になります。お店に入ったら僕よりも先に注文しますからね。全然それで構いません。もちろんタレントが先でもマネージャーが先でもいいですし、順番は問いません。その場にいる誰が何を注文したっていい。僕は何でも食べるし、お腹がいっぱいになればいいんです。そりゃ、冷えたご飯よりも温かいご飯のほうがいいというぐらいの話で、まったくこだわりがないんです。
オーダーも僕じゃない他の人がしてくれたほうがいいですよ。食通の人のほうがおいしいものを注文できるはずですから。ある種、無責任なんでしょう。
食べ物に関しては全部お任せですから、一切文句は言いません。カミさんの料理に関して「もっとこうしたほうがいい」とか言ったことがないです。
僕、本当に平和主義者だなと思いますね。ただ、一旦喧嘩したらもうダメ。それが最後になって、そこから別れちゃうってぐらい喧嘩しちゃう。だから、なるべく人とは争わないようにしてます。
ここ数年、カミさんの影響もあって外食で並ぶようになりました。以前は並ぶことなどなかったのですが、カミさんが食べたいものがあれば、それに付き合って並びます。ちなみに僕1人では飲食店に並んだことはないです。とはいえ、僕も食べたくなかったら並ばないし、食べてはみたい。だから、カミさんと一緒の時は並ぶんです。もちろん事前のすり合わせはあります。「それだったら家で食べれるよ?」などの助言はしますから。単なるイエスマンではないので意見が一致して、初めて並びましょうになる。
それでも並んでまで食べに行くお店って数えるほどしかないんですよ。ラーメン店と「麻辣系」と呼ばれるお店くらいですね。麻辣湯とかね。地元においしい「麻辣系」店があって、そこはけっこう並びます。娘が一緒の時も違った麻辣の店に行きたいと。行ったら大行列だったけど、おいしかったですよ。なので、なんら食へのこだわりはなく、好きな時に好きなもの食べる。それだけです。
商売柄、役作りで太ったり、痩せたりしたことはあるのか? という質問をされることがあります。
僕、34年間役者をしてきましたが、残念ながら肉体改造など、そこまでの激しい役作りはしたことがないんです。
この間、スペシャル対談に来てくださった里見浩太朗さんは、1987年の年末時代劇スペシャル「田原坂」(日本テレビ系)に西郷隆盛役で出演された際、
「役作りのために8キロ太った」
と言っていました。役者はなぜそこまでするのか。それは褒められたくて、この仕事をやっているからではないか。
かつて高倉健さんもあるインタビューの中で、
「お母さんに褒められたいから役者をやっている」
と答えていました。
これは役者だけではなくどんな職業の方でも、例えばライターの方だったら、
「ここの文章、ここの質問、よかったですよね」
と言われたいはずだし、僕だって、
「あの演技、原田じゃないとできないよね」
と言われたいですよ。褒められたくて生きているんです。もっと言うと、褒められるために生きているんだと思います。
役作りについては次回でお話ししたいと思います。
原田龍二(はらだ・りゅうじ)1970年生まれ。東京都出身。92年ドラマ「キライじゃないぜ」で俳優デビュー。「水戸黄門」「相棒」シリーズなど出演多数。温泉バラエティ「湯一無二」(MX)のほかユーチューブ「ニンゲンTV」ではゴーストハンターとしても活躍中
アサ芸チョイス
地上からは想像もつかない深海で、半世紀前に投棄された「核のゴミ」が静かに朽ち果てている――。米メディア「The Week」電子版が、そんな背筋が寒くなるようなニュースを報じた。フランス沿岸から約1000キロ離れた北東大西洋海域の水深約470...
記事全文を読む→東京都港区で8月に行われた「麻布十番納涼まつり」で、屋台の「冷やし蟹ラーメン」を食べた78人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、3人が入院した問題で、新たな衝撃事実が判明した。東京都と港区は発症者31人と従業員2人の便からサルモネラ属菌が検出され...
記事全文を読む→アメリカ・アイダホ州の一部地域では、畑の土を外へ持ち出さないよう、厳しい移動制限が敷かれている。農機具も土を完全に落とさなければ、「発生地域」の外へは出せない。そこまでして封じ込めている相手が、肉眼ではまず見えない「線虫」だ。名前は「ジャガ...
記事全文を読む→
