12月3日、歌手で俳優の杉良太郎が小室哲哉とともにベトナムを訪れ、ハノイ郊外の孤児院に住む養子たちと再会を果たしたと報じられた。
杉の社会貢献はつとに有名だが、その具体的な規模や実績についてはあまり知られていない。
「知られていないのは、昔はこの手の話は売名行為と取られかねないので、関係者には一切口外しないように言っていたそうです。今回訪れた孤児院の養子はなんと90人。かつて資金提供をしてホーチミンに建てた日本語学校からは、1万人以上の卒業生がいるなど、杉さんの活動はケタはずれですよ」(週刊誌記者)
芸能界に入る前の15歳から始めた刑務所慰問は半世紀以上続けており、更生支援に奉仕したとして08年に芸能人では初めて緑綬褒章を受章している(翌年、芸能活動が認められ紫綬褒章受章)。
「杉さんのスゴいところは、『困っている人に直接援助したい』という思い。震災の際には飛行機やトラックをチャーターして直接現地に物資や援助金を持っていくんです。そうすると、例えば1億円分寄付するのに4億円かかるようなことも。かつて雑誌のインタビューで、寄付を実現させるためのお金が足りなくなって銀行の会長に、杉さん自身を担保に1億円貸してくれと交渉して借りたこともあると話していました」(前出・週刊誌記者)
杉がこれまでの社会貢献で投じた私財は数十億円。今では杉の活動に心を打たれた芸能人が多数賛同・協力し、活動の輪がますます広がっている。